なぜアスベストは弁護士に相談すべき?石綿被害に強い弁護士とは?

アスベスト被害にあった場合、被害者個人やご家族のみで給付金や賠償金請求の準備をすることは、とても大変なので、アスベスト被害は弁護士に相談して手続きを進めた方がいいでしょう。

相談する弁護士は、アスベスト問題に詳しい弁護士が望ましいです。

アスベストに詳しいかどうかは、弁護士事務所のホームページなどを確認してアスベストに関する情報発信をしているか、実際に相談してみて質問に対する回答がしっかり返ってくるかなどで確認しましょう。

この記事では、アスベスト被害を弁護士に相談するメリット、弁護士の探し方や相談のタイミングなどについて、解説していますので、参考にされてください。

弁護士に相談したほうがいいケースとは?

アスベスト被害で、弁護士に相談した方がいいケースとしては、以下のようなケースが考えられます。

  • 過去にアスベスト被害で労災認定を受けているケース
  • アスベストに係る仕事をして中皮腫、肺がん、石綿肺等の病気を発症したケース
  • 家族がアスベストが原因で死亡、中皮腫、肺がん、石綿肺等の病気を発症したケース
  • 厚生労働省から労災支給決定等情報提供サービスの案内が届いたケース

こうしたケースに当てはまる方は、アスベストの給付金や賠償金の対象になる可能性がありますので、弁護士に相談されたほうがいいでしょう。

 

 

アスベスト被害を弁護士に相談するメリット

アスベスト被害を弁護士に相談するメリットとしては、以下のような事柄が考えられます。

  • 賠償金や給付金の対象となるか見通しを教えてくれる
  • 賠償金や給付金の具体的な金額の見通しを教えてくれる
  • 請求に必要な書類を教えてくれる
  • 相談から依頼に至った場合、弁護士が手続きをサポートしてくれる

弁護士に相談することで、自分が賠償金や給付金の対象となるか、対象になるとして、どの程度の金額を受け取ることができるのか見通しを聞くことができます。

また、請求に必要な書類も教えてもらえますし、依頼した場合には、賠償金や給付金の請求について、弁護士に全て任せることができます。

 

 

アスベスト被害で弁護士選びが重要な理由

アスベスト被害の問題は、離婚事件、交通事故事件、相続事件といった事件と異なり、注力している弁護士は、それほど多くありません。

アスベスト問題の概要もあまり把握されていない弁護士もいます。

こうした弁護士に相談しても良いアドバイスをもらえない可能性があり、適切な結果を得ることができない可能性があります。

こうしたリスクを避けるために、アスベスト被害について弁護士に相談あるいは依頼するにあたっては、弁護士選びが重要となるのです。

 

 

アスベストに強い弁護士の探し方とは?

アスベストに強い弁護士を探す方法としては、インターネットで検索することが考えられます。

検索した結果、表示される弁護士事務所は、アスベストに関して情報発信をしており、アスベスト問題に積極的に取り組もうとしている弁護士事務所であることが分かります。

さらに、その記事の内容を確認して、具体的な内容が記載されているのであれば、アスベスト問題について、専門的な知見を有している弁護士が在籍していることが分かります。

アスベストに強い弁護士を探すにあたっては、まずはインターネットで検索し、その記事の内容を確認して専門性が高い記載がされているのであれば、その弁護士事務所には、アスベストに強い弁護士が在籍していることが期待できます。

 

 

アスベスト被害の弁護士費用とは?

アスベスト被害の弁護士費用としては、法律相談料、着手金、報酬金、日当、実費などがあります。

着手金とは、賠償金や給付金請求の業務に着手するにあたって必要となる弁護士費用です。

報酬金とは、病院側から賠償額を獲得した場合に発生する弁護士費用です。

日当とは、弁護士が遠方に出張する必要があるような場合に発生する費用です。

実費は、弁護士が給付金やに賠償金の請求をするにあたって、必要となる費用のことです。

弁護士費用の金額は各法律事務所によって異なりますが、大まかな目安としては、以下のとおりです。

項目 金額
法律相談料 無料
着手金 建設型給付金申請:無料
工場型国家賠償請求:無料
建材メーカーへの請求:無料
勤務先への請求:無料〜33万円程度
報酬金 建設型給付金申請:回収額の5.5%〜19.8%程度
工場型国家賠償請求:回収額の16.5%〜22%程度
建材メーカーへの請求:回収額の16.5%〜22%程度
勤務先への請求:回収額の11%〜22%程度
日当 出張日当:2万円〜(距離による)
実費 裁判所への印紙代
資料取り寄せにかかる費用
郵送代
コピー代など

法律相談・着手金については、アスベストに注力する弁護士事務所の多くは無料としています。

ただし、給付金や賠償金が支払われる可能性が低い場合には、着手金の支払をお願いされることもありえると思います。

報酬金については、回収額に対するパーセンテージで設定されている事務所が多く、一部事務所では、それに加えて、11万円など固定の報酬金を設定している事務所もあります。

 

 

アスベスト被害を弁護士に相談するタイミング

アスベスト被害を弁護士に相談するタイミングとしては、以下のタイミングが考えられます。

  • 中皮腫、肺がん、びまん性胸膜肥厚、石綿肺に診断されたとき
  • 上記の石綿関連疾患によって家族が亡くなったとき

アスベストによる健康被害は数年から数十年経過して判明します。

請求期限の問題もありますので、被害が判明したら、できるだけ早く弁護士に相談するようにしましょう。

 

 

デイライト法律事務所の弁護士に相談するメリット

デイライト法律事務所の弁護士に相談するメリットは、アスベスト問題に注力する弁護士が在籍しており、適切なアドバイス・サポートを受けることが期待できることです。

相談対応する弁護士は、アスベスト問題に関する法律記事の執筆や相談対応を通じて、アスベスト問題に関する知見を日々広めています。

また、来所相談に加えて、電話相談、オンライン相談も実施して全国対応していますので、全国の方からアスベスト被害のご相談に対応することができます。

 

 

アスベスト被害についてのQ&A

アスベストの労災でいくらもらえる?

アスベスト被害で労災に認定された場合には、療養補償給付(治療費)、休業補償給付、遺族補償給付、葬祭料などの補償を受けることができます。

具体的な金額は、被害者の治療内容や収入状況によって異なります。

労災の給付について、詳しくは以下をご覧ください。

 

アスベスト裁判で賠償金はいくらもらえる?

アスベストで裁判となった場合(工場型)の賠償金は以下のとおりです。
症状等 賠償金額
肺がん、中皮腫、びまん性胸膜肥厚、石綿肺(管理区分4)による死亡 1300万円
石綿肺(管理区分2・3)による死亡 1200万円
肺がん、中皮腫、びまん性胸膜肥厚、石綿肺(管理区分4) 1150万円
石綿肺(管理区分3)合併症あり 950万円
石綿肺(管理区分3)合併症なし 800万円
石綿肺(管理区分2)合併症あり 700万円
石綿肺(管理区分2)合併症なし 550万円

 

 

まとめ

アスベスト被害にあった場合に、まずは何をすべきか分からない、分からないことも分からないといった事態に陥ってしまうこともあるかと思います。

弁護士に相談すれば、事実関係が整理でき、今後とるべき方針を明確にすることが期待できるので、アスベスト被害にあった場合、まずは弁護士に相談するようにしましょう。

弁護士選びにあたっては、インターネットで検索してアスベスト問題の情報発信をしているか確認することをお勧めします。

当事務所では、アスベスト問題に注力する弁護士が在籍して、相談対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

電話相談、オンライン相談により全国対応しています。

相談料は初回無料ですので、お気軽にご相談ください。

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