盗撮で会社や家族にバレるのはどんなときですか?【弁護士が解説】
先日、盗撮をしてしまいました。
もし、家族や会社にバレてしまったらどうしようか不安です。
どのような場合に発覚してしまうのでしょうか?
逮捕や勾留によって発覚する可能性が高くなると考えられます。
逮捕・勾留を避けることができれば、会社や家族への発覚リスクは下がります
盗撮をしてしまった場合、警察は捜査を開始します。
あなたに対し、任意で取調べを行うこともあれば、逮捕し身体拘束状態を作り出して取調べを行うこともあります。
逮捕されてしまうと、最大72時間身体拘束されますから、家族に事実を隠すことは難しくなるでしょう(警察から逮捕の連絡がいくこともあります)。
3日程度ですから、(家族の協力が得られれば)会社には、ばれずに済むことが多いでしょう。
しかしながら、勾留されてしまうと、逮捕の後、さらに最大20日間身体拘束を受けることになります。
このような状況になるとさすがに会社に事実を隠すことも難しくなります。盗撮をしてしまった場合に、会社や家族に事実が知れ渡るリスクは、逮捕・勾留されるか否かによる部分が大きいといえます。
逮捕・勾留されないためには、早期に弁護士を選任し、被害者に謝罪し示談を試みることが重要です。
また、逮捕された直後であっても、諦めることはありません。弁護人を選任し、勾留を争うことによって、早期に釈放される可能性があります。
当事務所には、初回接見サービスがありますから、ご家族が逮捕されてしまった方は、ぜひご利用ください。
盗撮をしてしまったご本人は、逮捕・勾留される前に、当事務所にご相談ください。
逮捕されなくても、発覚のリスクはあります
しかしながら、逮捕・勾留されないからといって、確実に会社や家族に知られないというわけではありません。
警察は、あなたを逮捕・勾留しないにしても、在宅事件として捜査を継続し、証拠の収集を進めます。
そして重要な証拠として挙げられるのが、あなたの自宅パソコンや職場のパソコンのデータ、あなたが自宅か職場に所持しているかもしれないSDカードのデータ等です。
警察は、それらを押収すべく、自宅や職場に、捜索に入る可能性があります。
捜索に入られれば、盗撮の事実を隠すことは難しくなるでしょう。
可能な限り、発覚を防ぐために
可能な限り、発覚を防ぐためには、警察に、「逮捕・勾留する必要がない、捜索差押もする必要がない」と思わせるほど、全てを正直に話し、自らの過ちを受けとめ、警察の捜査に全面的に協力することが重要です。
場合によっては、被疑者・弁護人側から任意に証拠を提出することも考えられてよいでしょう。
事案により、警察の着眼点や捜査手法は変わってきますから、選任した弁護士と入念に打ち合わせをすることも重要です。
以下、具体的な対応方法について解説します。
1.自首を検討する
盗撮の発覚をご心配されている方に対しては、自首をするということを選択肢の一つにすることをご提案いたします。
自首をすると、犯罪行為を警察に申告することとなるため、一見するとメリットはないようにも思えます。
しかし、自首をすると、刑を減刑できる可能性があります。
また、不安定な日々を終わらせることができるでしょう。
2.被害者と示談交渉をする
もし、現在捜査機関が被害者を特定できているのであれば、示談交渉をすぐに始めるべきです。
示談交渉が成立すると、不起訴となる可能性も出てきます。
なぜ刑事事件では弁護士選びが重要なのか