池上警察署に逮捕された｜面会・接見や差し入れするには？

執筆者：弁護士　磯山敦志

弁護士法人デイライト法律事務所　弁護士　　保有資格 / 弁護士

更新日:2025年1月26日

池上警察署に逮捕された方がご家族にいる場合、刑事事件に強い弁護士にご相談されることをお勧めします。

ここでは、池上警察署に逮捕されたときの面会や差し入れの可否、注意点、弁護士に依頼するメリットや費用、その他池上警察署に関する情報をご案内しています。

池上警察署に逮捕された方と面会するには？

池上警察署に逮捕された方との面会は、できるだけ早く刑事事件に詳しい弁護士に相談することを検討しましょう。

ご家族やご友人が池上警察署に逮捕されているとお知りになった方は、とても心配されていると思います。

早く本人と会って無事なのかを確認したい、と思われているのではないでしょうか。

逮捕された本人も、今後のこと、家族や仕事に対して漠然とした不安を覚え、精神的に不安定になっていると想定されます。

このような不安定な状況においては、警察の誤導や脅迫により、虚偽の自白をすることが懸念されます。

そのため本人の不安を解消することが重要となります。

しかし、逮捕直後の72時間は、ご家族であっても、本人との面会は許可されていません。

逮捕直後は弁護士以外の者の面会は認められていないのです。

72時間が経過して「勾留」という手続きに入ると、ご家族やご友人も面会できる可能性がありますが、大きな制限があります。

このため、早期に弁護士が本人と面会することが重要です。

刑事事件に強い弁護士は、面会時に捜査の流れや問題点、解決策を助言できます。

また、面会後にご家族に状況を伝え、不安を和らげるサポートを行います。

 

 

池上警察署に逮捕された方への差し入れについて

衣類などの差し入れについては、比較的認められるケースが多いです。

ただし、警察によって対応がまちまちです。

また、本人が本当に必要としているものは面会しないとわかりません。

そのため、面会を依頼する弁護士に差し入れもお願いされるとよいでしょう。

 

 

池上警察署に逮捕された場合の問題点

拘束された状態が続く

逮捕され、その後勾留されると、身体を拘束された期間が23日間続く可能性があります。

重い犯罪の場合、起訴後にも勾留されると拘束状態はさらに続きます。

 

示談交渉の開始が遅れる

被害者がいる事件では、示談を成功させることが早期釈放や不起訴の獲得のためにとても重要です。

ところが、逮捕されると自分で示談交渉を行うことは不可能になってしまいます。

 

適切に防御できないリスク

警察は逮捕した容疑者に対し、人権を無視した過酷な取り調べを行うことがあります。

本来、容疑者には言いたくないことを言わない権利（黙秘権）や、事実ではない供述調書を訂正する権利などが保障されていますが、一方的な取り調べにより、これらを適切に行使できないことがあります。

 

精神状態が不安定となる

逮捕直後は、ご家族であっても、本人と面会することはできません。

そのため本人が孤独や不安を感じて不安定な精神状態となってしまうことが懸念されます。

 

 

弁護士が面会・接見を行う5つのメリット

 

 

池上警察署への初回接見サポートの弁護士費用

池上警察署への初回接見サービスは1万1000円（税込）からとなります。

※当事務所から池上警察署までの往復の所要時間が1時間を超えると、所要時間に応じて、下記の出張日当及び交通費が発生いたします。

往復の所要時間	出張日当（税込）
1時間以内	0円
1時間超え〜4時間以内	2万2000円
4時間超え〜8時間以内	5万5000円
上記を超える場合	応相談

弁護士費用については担当弁護士がご相談時にお見積りを出させていただきますので、お気軽にご相談ください。

 

 

池上警察署への初回接見サポートの内容

ご家族等からの要請を受け、弁護士が池上警察署に赴き、法的助言を提供します。

正式な刑事弁護活動の依頼には別途費用が発生します。

初回接見サービスについての詳細は以下をご覧ください。

 

 

池上警察署についてのお役立ち情報

池上警察署は、大田区の内 東馬込1・2丁目、西馬込1・2丁目、中馬込1~3丁目、南馬込1~3丁目、同4丁目(49番を除く)、同5・6丁目、北馬込1・2丁目、中央5~8丁目、山王4丁目(11~20番)、池上1~4丁目、同5丁目(23・24・27・28番を除く)、同6~8丁目、仲池上2丁目(17~19・29・30番)、久が原1丁目(1~10番、11番の一部、12・13番を除く)、同2~6丁目、千鳥1~3丁目、南久が原1丁目、西蒲田2丁目、同3丁目(24番を除く)、同6丁目(1~3・19~22・35~37番を除く)、東矢口1~3丁目、矢口1~3丁目、下丸子1~4丁目、多摩川1・2丁目、新蒲田2丁目(1番の一部、3・16~23番を除く)を管轄しています

8時30分から16時30分まで（土日祝日・年末年始を除く）

〒146-0082
東京都大田区池上3丁目20番10号

TEL：03-3755-0110

東急池上線「池上駅」から徒歩6分

公式サイト：池上警察署

 

 

池上警察署での初回接見サポートのプロセスと利点

池上警察署からご家族が逮捕されたと連絡を受けた方へ。ご家族の不安と混乱は非常に大きなものです。当事務所の初回接見サポートでは、ご家族の不安を取り除くため弁護士が本人のもとへ急行いたします。まずは、デイライト法律事務所にご連絡いただき、相談のご予約をお取りください。電話やオンラインでの相談も対応可能です。
弁護士が直ちに池上警察署に向かい、ご本人との接見を行います。接見では、刑事手続きや釈放のための手段について説明し、即座にアドバイスをします。釈放の見込みや捜査機関対応についても一緒に話し合い、共に方針を決定します。
ご家族には接見が終わった後、状況を報告し、その不安を低減します。池上警察署での逮捕事案には、デイライト法律事務所にご一報ください

 

 

池上警察署での初回接見サービス

Hさんは大田区で飲料メーカーに勤める夫と小学生の息子と暮らしている専業主婦です。夫は数年前に会社で昇進し、忙しい日々を送りつつも幸せな家庭を築いていました。ある日、夫がいつものように出社しようとすると玄関のチャイムが鳴りました。インターホンをでてみると、池上警察署の警察官が数人立ち並び、「旦那様の会社内での行為について、お話があります。」とだけ言われました。玄関を開けると「旦那様を業務上横領罪で逮捕します」とだけ伝えられ、Hさんの目の前で夫が連れて行かれてしまいました。Hさんは目の前が真っ暗になり、追いかけようとしましたが警察に止められてしまいます。その後、池上警察署に連絡しても「今は面会とかはできないですよ」と淡々と告げられるのみです。

Hさんは夫がこれからどうなってしまうのか、会社はどうなってしまうのか、生活はどうなるのか悩み事が尽きません。そこで、インターネットで「逮捕 弁護士 横領」と調べると、デイライト法律事務所の「初回接見サービス」を発見しました。これは、弁護士が警察署に出向いて、逮捕された人と面会し、状況を確認して報告してくれるという内容のようでした。

兎にも角にもHさんは事務所に連絡を入れ、初回接見サービスを検討していると伝えました。電話対応をしたスタッフは、まずは弁護士との面談をセッティングしてくれました。その日のうちに、Hさんは弁護士と面談を行い、初回接見の流れや費用について説明を受けました。Hさんはこの弁護士であれば任せられそうと思い、その日のうちに費用を振り込みました。

弁護士は池上警察署へ急ぎ、夫が逮捕されてしまった理由や今後の手続きについて聴取し、Hさんに報告をしました。夫は逮捕された事実に全く身に覚えがないとのことだったため、弁護士の助言を受けながら争わなければならないことをHさんは知りました。Hさんは弁護士と共に今後の対策を進め、夫を支えるための最善の行動を取る準備を整えました。