中央警察署（天神）に逮捕された｜面会・接見や差し入れするには？

更新日:2024年8月7日

福岡市の天神地区にある中央警察署に逮捕された方がご家族にいる場合、刑事事件に詳しい弁護士に相談することを強くお勧めします。

以下では、中央警察署に逮捕された際の対応方法や注意点、弁護士に依頼するメリットや費用、中央警察署に関する有益な情報を分かりやすくご案内します。

中央警察署に逮捕された方と面会するには？

中央警察署に逮捕された方との面会については、刑事事件に強い弁護士に相談することを検討しましょう。

家族や友人が中央警察署に拘留されている場合、とても心配されていると思います。

早く本人と会い、無事なのかを確認したいと思われているのではないでしょうか。

逮捕された本人も、今後のことや家族、仕事に対して不安を抱え、精神的に不安定になりがちです。

このような不安定な状況において、警察の誘導や脅迫により、虚偽の自白をすることが懸念されます。

しかし、逮捕直後の72時間は、ご家族であっても、本人との面会は許可されていません。

逮捕直後は弁護士以外の者の面会は法律上認められていないのです。

72時間が経過して勾留されると、家族や友人も面会できる可能性がありますが、大きな制限があります。

このため、早期に弁護士が本人と面会することが重要です。

刑事事件に強い弁護士は、面会時に捜査の流れや問題点、解決策を助言できます。

また、面会後にご家族に状況を伝え、不安を和らげるサポートを行います。

 

 

中央警察署に逮捕された方への差し入れについて

差し入れについては、面会と比べて比較的認められるケースが多いです。

中央警察署では、食事や衣服など生活必需品が提供されますが、満足できるものではないです。

逮捕されている本人は、ただでさえ不安定な状況下にあるため、少しでも不安を和らげることができるように、衣服などを差し入れてあげるとよいでしょう。

もっとも、警察によって対応がまちまちですので、弁護士に接見・差し入れを依頼するとより確実になるでしょう。

 

 

中央警察署に逮捕された場合の問題点

孤独と不安によってメンタル不調となるリスク

逮捕直後の段階では、家族でも本人との面会が許可されません。

逮捕後72時間が経過して勾留されると、面会できる可能性があります。

しかし、裁判所の決定により、面会が制限される場合があります。

これを「接見禁止」と呼びます。

この場合、弁護士以外の者との面会は許可されません。

接見禁止が適用されない場合でも、面会には多くの制約があります。

たとえば、面会は警察官の立会いのもとで行われます。

犯行に関する会話は本人にとって不利になるかもしれないと感じるため、聞きたいことを十分に聞けない状況と想定されます。

また、時間は原則として30分以内（実務上は約15分）に制限されます。

さらに、面会は平日の特定の時間帯に限られ、1日に1組しか許可されません。

このため、逮捕された本人は孤独や不安を感じやすく、精神的なストレスが増大する可能性があります。

メンタルが強い人でも、逮捕による精神的な悪影響を無視することは難しいでしょう。

 

適切な防御の困難さ

警察は容疑者を逮捕した後、時に厳しい捜査を行うことがあります。

この結果、無実の人が有罪判決を受けるリスクが生じる可能性があります（冤罪）。

精神的に強い人であっても、長時間にわたる厳しい取り調べにより、無実の罪を認める供述をしてしまうことがあります。

また、犯行自体は事実であったとしても、警察にとって都合の良い供述内容が強要されることもあり、事実が歪められ、不利な状況に陥ってしまう可能性もあります。

 

示談交渉の開始が遅れる

被害者がいる事件では、不起訴を目指すために示談を成功させることが非常に重要です。

検察官は起訴か不起訴かの判断において、被害者の処罰感情を重視する傾向があります。

示談が成立し、被害者が処罰を望まない場合、起訴の可能性が低くなります。

したがって、示談交渉は逮捕直後から迅速に開始することが鍵となります。

しかし、刑事事件では、逮捕から起訴までの期間は最長で23日しかありません。

起訴されると99%以上の確率で有罪判決が下されるため、示談交渉を迅速に進める必要があります。

逮捕されると自分で示談交渉を行うことは不可能になるため、弁護士の迅速な対応が求められます。

 

 

弁護士が面会・接見を行う5つのメリット

 

 

中央警察署への初回接見サポートの弁護士費用

中央警察署への初回接見サービスは1万1000円（税込）です。

※出張日当、交通費及び実費等を含み、別途費用は発生しません。

他の警察署への接見の場合は料金が異なる場合がありますので、詳細は以下のリンクをご覧ください。

 

 

初回接見サポートの内容

ご家族等からの要請を受け、弁護士が中央警察署に赴き、法的助言を提供します。

正式な刑事弁護活動の依頼には別途費用が発生します。

 

 

中央警察署についてのお役立ち情報

中央警察署は九州最大の都市、福岡市の市役所所在地に立地しています。

西鉄のターミナル駅（天神駅）、九州最大の繁華街（天神）を抱えることから、博多署と並ぶ県下屈指の大規模警察署です。

中央警察署は、福岡市の中央区を管轄しています(博多臨港署管轄を除く)。

平日：午前9時～午後5時45分
土曜、日曜、祝日、年末年始の取扱いはありません

〒810-0001

福岡市中央区天神1丁目3番33号

TEL：092-734-0110

中央警察署は、天神地区の市役所通りとエル通りの交差点に所在しています。