0570200263からの電話は、イオンカードからの督促電話です。
イオンカードの支払いを期限までに済ませていないと、0570200263から電話がかかってくる可能性があります。
0570200263から着信があった場合は、折り返し電話をすればイオンカードの管理センターにつながりますので、連絡し、いつなら支払えるかなどを伝えるようにしましょう(受付時間9:00 - 19:00(年末年始を除く。)。ナビダイヤル/有料)。
参考:お引落としが間に合わなかった場合について | イオンカード 暮らしのマネーサイト
支払いが難しい場合は、債務整理に詳しい弁護士に相談し、債務整理を行うようにしましょう。
0570200263から電話があったのに無視していると、
「ブラックリスト」に載った状態となってしまう
訴訟や支払督促などの法的措置をとられる
差し押さえを実行される
といったことが起こってくるおそれもあります。
0570200263から電話が来た場合は、なるべく早く適切に対処することが大切です。
今回は、0570200263からの電話の意味、0570200263からの電話を無視していると起こること、遅れて支払いをする方法、支払うお金がない場合の対処法、債務整理の方法などについて解説していきます。
目次
0570200263からの電話はどこから?
0570200263からの電話は、イオンカードからのものです。
内容は、イオンカードの利用代金の支払いに関するものになります。
イオンカードについて
イオンカードは、株式会社イオン銀行が発行するクレジットカードです。
イオンカードにはWAONと一体となったものもありますし、全国のイオンで割引を受けられるなどといったサービスもありますので、利用している方も少なくありません。
イオンカードからの着信、その意味とは?
イオンカードからの電話は、イオンカードの支払いを滞納しているとかかってきます。
つまり、イオンカードからの電話は、利用代金の支払いを督促する電話なのです。
ただ、督促の電話だからといって、強く返済を迫られたり、乱暴な言葉遣いをされたりすることは基本的にありませんので、ご安心ください。
イオンカードからの連絡を無視したらどうなる?
イオンカードからの連絡を無視し、支払いもせずに過ごしていると、
といったことが起こってきます。
それぞれについて解説します。
遅延損害金などを加算される
クレジットカードの支払いが遅れると、支払期限の翌日から遅延損害金が発生します。
イオンカードの場合、遅延損害金は、
- ショッピング利用代金の場合は年14.6%
- キャッシングの場合は年20.0%
となります。
参考:イオンカード(WAON一体型)会員規約第26条、第32条
なお、イオンカードでは、カード利用代金の支払いが遅れて振込依頼書が送付されてきた場合、1回当たり440円(税込み)の事務手数料が発生し、翌月のカード利用代金の支払日に請求されます。
参考:お支払いが間に合わなかった場合の事務手数料のご請求について | イオンカード 暮らしのマネーサイト
信用情報に延滞情報を登録される
支払期限から61日以上又は3か月以上滞納状態となると、イオンカードは、「延滞があった」ということを信用情報に登録します。
信用情報とは、個々人のクレジットカードやローンなどの利用状況を記録した情報です。
信用情報は信用情報機関が管理しており、他の金融機関や貸金業者等からも見ることができるようになっています。
そのため、信用情報に「延滞があった」などと不利な情報が記録されてしまうと、延滞した相手方以外の業者でも、クレジットカードの作成・利用、ローンの借入れなどができなくなってしまいます。
このような状態を、俗に「ブラックリスト」に載った状態といいます。
「ブラックリスト」に載った状態になると、次のような影響が生じてきます。
- 新たにクレジットカードを作ることができなくなる
- 既に持っているクレジットカードも利用できなくなる
- カードローンを利用できなくなる
- 銀行、信用金庫などからの借入れもできなくなる(住宅ローン、マイカーローンを含む)
- 携帯電話を分割払いで購入することができない場合が出てくる
- 保証人になることができなくなる
- 賃貸物件に入居する際に、一部の家賃保証会社の審査に通らなくなる
一度「ブラックリスト」に載ると、その影響は、延滞分の支払いを済ませたとしても、5年程度は残ってしまいます。
支払いができるのに引き延ばしてしまっている場合は、「ブラックリスト」に載ってしまう前に支払いを済ませるようにしましょう。
なお、後でご紹介する債務整理を行う場合、「ブラックリスト」に載ることは避けられません。
しかし、ほとんどの場合、「ブラックリスト」に載ることによるデメリットよりも、債務整理によって借金の負担を軽減できるメリットの方が大きくなりますので、「ブラックリスト」入りを過度に恐れることなく、なるべく早く債務整理を行うことをお勧めします。
「ブラックリスト」については、以下のページでも詳しく解説しています。
一括返済を請求される
滞納して3か月程度経つと、イオンカードから、遅延損害金を含めた利用代金の残額を全額一括で支払うよう求められる場合があります。
一括請求をされるのは、滞納によって期限の利益(期限まで支払いを待ってもらえる利益)を喪失するためです。
期限の利益については、以下のページの解説をご覧ください。
自宅や職場に電話がくる・自宅に郵便物がくる
イオンカードからの電話を無視していると、自宅や職場に電話をされるおそれがあります。
その場合でも、イオンカードの担当者が、家族や職場の人に対し、会社名や用件(滞納金の支払いの催促であること)を伝えることはありません。
しかし、電話を受けた人に怪しまれ、電話番号などから用件を推測されてしまうおそれはあります。
電話のほかにも、自宅に督促状などの郵便物が来る可能性もあります。
これを家族に見られてしまうと、やはり、イオンカードの利用代金を支払えていないことがバレてしまいます。
裁判・支払督促などの法的措置をとられる
督促を繰り返しても支払いがないとなると、イオンカード側は、裁判や支払督促などの法的措置をとってくる可能性があります。
裁判や支払督促が行われると、裁判所から、訴状又は支払督促が送達されてきます。
裁判所からこれらの書類が届いたら、なるべく早く弁護士に相談しましょう。
そして、裁判所から指定された期日までに、訴状に対しては答弁書、支払督促に対しては異議申立てを提出するようにしましょう。
特に、支払督促の場合、送達から2週間経っても異議申立てがなされないと、仮執行宣言を付けることができる状態になってしまいます。
支払督促に仮執行宣言が付けられると、今度は仮執行宣言付支払督促が送達されてきます。
これに対しても送達後2週間以内に異議を申し立てなければ、イオンカード側から財産を差し押さえられてしまう可能性が出てきます。
つまり、支払督促では、最初に送達を受けてから最短4週間という短期間で、差し押さえが行われる状態となってしまうので、対応を急がなければいけません。
支払督促に対する異議は、「もう返済済みである」などの理由だけではなく、「分割払いにしてほしい」といった理由でも申し立てることができますので、まずは異議申立てをしてみることをお勧めします。
訴訟の場合でも、対応せずに放置していると、敗訴判決が出され、差し押さえが行われてしまいます。
訴状が送られてきたら、答弁書を提出し、指摘された期日に裁判所に出頭して、分割払いなどに関する和解交渉をすることが考えられます。
訴訟となると、手続きを進めるために専門的な知識・経験が必要になりますので、弁護士に相談して対応することをお勧めします。
イオンカードの支払い遅れは主にエーシーエス債権回収という債権回収会社が代わりに裁判などを行うことが多いです。
財産の差し押さえが行われる
次のような状態になると、イオンカード側は、財産の差し押さえを進めることができるようになります。
- カード利用代金の支払いを命じる判決が確定した(又は仮執行宣言付きの判決が出された)
- 裁判所で和解をしたが、合意した条件どおりの支払いが行われなくなった
- 仮執行宣言付支払督促の送達後2週間経っても異議の申立てがなかった
差し押さえは、イオンカード側から裁判所に申し立てて行います。
裁判所が差し押さえを行うことを決定すると、差し押さえられた財産の処分が禁止されます。
たとえば、不動産を差し押さえられた場合は、登記簿にそのことを記載され、勝手に売却することなどができなくなってしまいます。
貴金属などの動産の場合は、執行官が、差し押さえる物を占有して差し押さえます。
預貯金、給料などを差し押さえられた場合は、預貯金の払い戻しや給料の支払いをしないようにとの命令が、銀行等(預貯金の場合)や勤め先(給料の場合)に送られてしまいます。
こうした措置が行われた後、
- 不動産であれば強制競売で強制的に売却する
- 動産の場合は競売りなどの方法で売却する
- 給料、預貯金などの場合はイオンカード側に取り立てられる
といった形で現金化され、イオンカードへの未払金の支払いに充てられます。
差し押さえに関する解説は、以下のページをご覧ください。
イオンカードから連絡があったときの対処法
引き落としができなかった場合
引落日に口座に入金しておくのを忘れてしまい引き落としができなかったけれども、現在は支払いができる、というのであれば、できるだけ早く支払いを済ませてしまいましょう。
支払い方法には、以下の方法があります。
- イオンカードから郵送される「振込依頼書」によりコンビニで支払う
- イオンカードが指定する口座に振り込む
- アプリ「イオンウォレット」内のバーコードによりコンビニで支払う
ただ、引き落とし口座をイオン銀行に設定している場合は、引落日(毎月2日)の当日中(23:59まで)(金融機関が休業日の場合は翌営業日)に支払いができなかった場合、翌3日~10日に入金しておけば、再度引落としをしてくれます(平日のみ。土・日・祝日・年末年始は引落としはなし)。
そのため、イオン銀行に引き落とし口座がある場合は、引落としができなかった月の10日までに口座に入金しておけば、支払いを完了することができます(10日が土・日・祝日の場合には、10日より前の最終の平日までに入金しておく必要があります。)。
参考:引落とし日に支払いができなかった場合、どうすればいいですか。 | よくあるご質問| 暮らしのマネーサイト
支払いが難しい場合
債務整理を検討する
支払いをするお金を用意することが厳しい場合は、なるべく早く弁護士に相談し、債務整理を検討しましょう。
債務整理を弁護士に依頼すれば、弁護士からカード会社などの債権者(お金を貸すなどしている側)に受任通知を出してくれます。
受任通知が出された後は、債権者は督促の連絡をすることはできなくなりますので、督促の電話や手紙は来なくなります。
さらに、全ての債権者を平等に扱う必要があるので、手続きが進むまでは、原則として返済を一時的にストップさせることができます。
そのため、債権者からの督促や返済のためのお金の工面に追われていた方は、精神的・経済的負担が軽減され、冷静になって今後のための生活の立て直しに当たることができるようになります。
債務整理には、主に、
- 任意整理
- 自己破産
- 個人再生
があります。
任意整理は、裁判所を通さずに債権者と話し合い、利息・遅延損害金のカット、支払い期限の延長などを決めていき、返済負担を軽くしていく手続きです。
自己破産、個人再生は、いずれも裁判所に申立てをして行う手続きです。
自己破産の場合、自宅を含めた主要な財産(一定額以上の預貯金、車など)は処分しなければなりませんが、その代わり、借金は原則的に全額免除されます。
個人再生の場合は、自宅を残すことができ、借金の元本も減額してもらうことができますが、自己破産のように全額免除してもらうことはできません。
また、借金額が5000万円以下(住宅ローンを除く)である、安定した収入があるなどの条件を満たさないと、個人再生は利用できないという点にも注意が必要です。
一般的には、借金額が比較的少ないケースでは任意整理、多いケースでは自己破産(残したい自宅がある場合は個人再生)を行うことが多いです。
以下のサイトでは、簡単な質問に答えるだけで適していると考えられる債務整理の方法をご案内する借金減額診断シミュレーターを公開しております。
どうぞお気軽にお試し下さい。
なお、どの手続きが最も適しているかは、ご本人のお気持ちや生活状況の詳細をお聞きした上で考えてまいりますので、一度実際に弁護士に相談し、最適な対応策を考えましょう。
以上でご紹介した三種の債務整理について、以下のページでまとめて解説していますので、気になる方はぜひ一度ご覧ください。
時効の援用を検討する
支払期限が過ぎてから5年経っても、裁判・支払督促などを起こされることが全くなかった、支払いも一度もしていない、という場合には、未払金の支払義務が時効消滅している可能性があります。
時効が成立していれば、時効の援用をして、未払金の支払いを免れることができます。
時効については、以下のページで詳しく解説しています。
ただ、実際には、イオンカードのようなクレジットカードの未払金について時効が成立する可能性はとても低いと考えるべきです。
クレジットカードの発行会社は、時効に関する管理をきちんと行っていますので、時効が完成してしまう前に、支払督促を申し立てたり訴訟を起こしたりして時効の完成を阻止してくるのです。
「支払いをせずにごまかし続けていれば、時効で払わなくて済むようになるかも・・・」などと考えることはやめ、支払えるようであればなるべく早く支払いを済ませ、支払いが難しいようであれば早めに債務整理を検討しましょう。
身に覚えがない場合
イオンカードからの督促電話やメール・SMSがあったけれども、身に覚えがなく、
「支払いはきちんとしているのにおかしい」
「そもそもイオンカードは使っていないのに、どういうこと?」
「この電話番号は本当にイオンカードか?」
などと疑問に思われる場合があるかもしれません。
そのような場合には、架空請求詐欺が疑われます。
まずは電話番号やメールアドレスが本当にイオンカードのものか確認し、違うようであれば、無視するか、警察の相談窓口(#9110)や消費者ホットライン(188)に相談してみましょう。
参考:架空料金請求詐欺 | 特殊詐欺の手口等紹介 | 警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ
イオンカードを使ってはいるけれども、請求された中に身に覚えのない買い物が混ざり込んでいる、という場合、イオンカードを不正利用されたことが考えられます。
利用した覚えがない内容が請求に含まれている場合には、すぐにイオンカードに連絡しましょう。
一定期間以上経過すると、不正利用が発見されても補償の対象外となることがありますので、なるべく早く連絡することがとても大切です。
イオンカードが不正利用されている疑いがある場合は、イオンカード詐欺被害相談ダイヤル(0120-557-305。9:00~18:00(年中無休)。携帯電話からも利用可)に相談しましょう(2024年12月1日時点)。
参考:ご利用の覚えがない明細のご確認方法について | イオンカード 暮らしのマネーサイト
NGな対応の例
NGな対応としては、以下のようなものがあります。
カードローンやクレジットカードのキャッシングで借りたお金で支払う
カードローンやクレジットカードのキャッシングでお金を借り、それをイオンカードの未払金の支払いに充てることは、止めておきましょう。
他所で借入れをして支払いをしてしまうと、「イオンカードの利用代金 + 遅延損害金」が新たな借金の元金となり、元々遅延損害金だった金額に対しても利息が発生することになります。
そのような「借金を借金で支払う」ことをしていると、自転車操業に陥り、借金がどんどん膨らんでしまいます。
自転車操業のリスクについては、以下のページをお読みください。
ご自身で資金を工面できない場合は、なるべく早く弁護士に相談し、債務整理を行うなど対応を検討しましょう。
開き直る、時間稼ぎをする、連絡を無視するなど
「払えないものは払えない」などと開き直って相手が諦めることを期待する、「いつか払うから」などと言って時間を稼ぎ、ほとぼりが冷めるか時効が成立するのを待つ、と言う対応もNGです。
連絡が来ているのに無視するという対応も同様にNGになります。
相手はクレジットカード会社ですので、このようなことで簡単に請求を諦めたり、時効の完成を見過ごしたりすることはないと考えた方がよいです。
そうこうしているうちに遅延損害金が増えていってしまうこともありますので、早くに支払いを済ませるか、債務整理を始めることをお勧めします。
0570200263の番号以外にも注意する
イオンカードの支払いが遅れている場合、0570200263からだけでなく、以下の番号からも、自動音声やSMSによる連絡がある場合があります。
SMS配信元電話番号
0120749964 / 0432749967 / 0120117316 / 0432157560 / 0570071090 / 0570064811 / 0570064750 / 0570033199 /0570012331 / 05054459790 / 0032069739
※ソフトバンクの携帯電話で受信する場合、0032 069000 、21061、21091、22877が表示される。
参考:「イオンカード」・「イオンフィナンシャルサービス」・「イオン銀行」の名前を装った不審なメールにご注意ください。 | イオンカード 暮らしのマネーサイト
参考:お引落としが間に合わなかった場合について | イオンカード 暮らしのマネーサイト
0570200263の着信についてのQ&A
イオンカードの支払いが遅れたらどうなる?
- 事務手数料が発生する(振込依頼書を1回送付するごとに440円(税込み))
- 遅延損害金が発生する
- 「ブラックリスト」に載ってしまい、クレジットカードの利用・作成、ローンの借入れなどができなくなる
- 一括返済を請求される
- 自宅や職場に電話がくる、自宅に郵便がくるといったことにより、周囲に未払いのことがバレる
- 裁判・支払督促などが起こされる
- 財産の差し押さえが行われる
といったことが起こってきます。
イオンカードの支払いが遅れた場合に起こることについては、以下のページもご参照ください。
イオンカードの滞納は信用情報に影響しますか?
イオンカードの支払いを滞納して61日以上又は3か月以上経過すると、信用情報に延滞情報を登録されてしまい、いわゆる「ブラックリスト」に載った状態になります。
こうなると、クレジットカードを作成・使用することができなくなる、カードローン・住宅ローン・車のローンを組むことができなくなるなどの影響が出てきます。
「ブラックリスト」に載ると、全額支払いを済ませても、5年程度はこうした状態が続いてしまいます。
支払いができるようであれば、「ブラックリスト」に載る前にきちんと支払いを済ませてしまいましょう。
まとめ
今回は、「0570200263」からの電話はイオンカードからのものであること、イオンカードからの電話への対処法などについて解説しました。
イオンカードの引落としができなかった場合には、なるべく早く対応していきましょう。
支払いができていないのにそのままにしていると、遅延損害金が増えていく、「ブラックリスト」に載る、裁判などを起こされてしまう、差し押さえを受けるなど様々なリスクが発生してきます。
支払いが難しい場合には、なるべく早く債務整理に力を入れている弁護士に相談し、債務整理について考えていきましょう。
債務整理を弁護士に依頼すれば、貸金業者などからの督促も止み、返済も一時的にストップさせることができますので、落ち着いて借金問題に向き合うことができるようになります。
どうか一人で悩まず、一度弁護士にご相談ください。
当事務所では、債務整理や未払代金の問題を集中的に取り扱う弁護士のチームを設け、皆様のご相談に対応しております。
お困りの方はぜひ一度、当事務所までお気軽にご相談ください。