0570069101からの電話は、楽天カードからの督促電話です。
期限が過ぎたのに楽天カードの支払いができずにいると、0570069101から電話がかかってきて、支払いを求められる可能性があります。
0570069101からの着信があった場合には、折り返し電話をして支払いの予定について連絡しておきましょう。
支払いができそうになければ、弁護士に相談し、債務整理を行いましょう。
0570069101からの電話を無視し、支払いもせずにいると、
「ブラックリスト」に載せられる
裁判などを起こされる
不動産、預貯金、給料などの財産を差し押さえられる
といった事態に至る可能性もあります。
0570069101からの電話には、迅速かつ適切に対応していきましょう。
今回は、0570069101からの電話の意味、0570069101からの電話を無視していると起こること、支払いができる場合の支払い方法、お金が用意できない場合の対処法、債務整理の種類などについて解説していきます。
目次
0570069101からの電話はどこから?
0570069101からの電話は、楽天カードからのものです。
楽天カードの利用代金の支払いが期限までにできていないと、0570069101から電話がかかってくる場合があります。
楽天カードについて
楽天カードは、楽天カード株式会社が発行するクレジットカードです。
楽天カードを使うと楽天ポイントが貯まるなどお得なサービスがあります。
楽天カードからの着信、その意味とは?
楽天カードからの電話は、楽天カードの利用代金の支払いが遅れている場合にかかってきます。
つまり、楽天カードからの着信は、楽天カードの利用代金を期限までに支払えていないことを示すものといえます。
楽天カードからの連絡を無視したらどうなる?
楽天カードからの連絡を無視し、支払いもせずにいると、以下のようなことが起こるリスクがあります。
- 遅延損害金が増えていく
- 「ブラックリスト」に載る
- 一括返済をするよう求められる
- 自宅や職場に連絡されてしまう
- 裁判などの法的措置をとられる
- 財産の差し押さえを申し立てられる
それぞれについて見ていきます。
遅延損害金が増えていく
楽天カードの利用代金の支払いが遅れると、遅延損害金が加算されていきます。
楽天カードの遅延損害金は、次のとおりです。
キャッシング利用分 年20%
遅延損害金は日々発生するものなので、支払いが遅れれば遅れるほど、遅延損害金は膨らんでいきます。
「ブラックリスト」に載る
楽天カードの支払いが本来の支払い日から61日以上又は3か月以上遅れて延滞が続くと、楽天カードは、カードの利用者の信用情報に、「延滞があった」ことを登録します。
信用情報とは、個々人のクレジットカードや各種ローンなどの利用履歴についての記録です。
この信用情報は信用情報機関という機関で管理されており、信用情報機関に加盟しているクレジットカード会社、貸金業者、金融機関などから見られるようになっています。
そのため、楽天カードでの支払いが遅れたことが信用情報に登録されると、他のクレジットカード会社や貸金業者などにもそのことが知られてしまうようになります。
そうすると、「この人にお金を貸すと返ってこない可能性が高い」と判断され、経済的信用がなくなります。
このような状態になることを、一般に、「ブラックリスト」に載ると言います。
信用情報に延滞があったことを登録されてしまうと、生活上でも次のような影響が出てきます。
- クレジットカードの新規作成ができなくなる
- 既に持っているクレジットカードが使えなくなる
- カードローンを借りることができなくなる
- 住宅ローン、マイカーローンを組むことができなくなる
- 保証人になることができなくなる
- 携帯電話を分割で購入できない場合がある
- 信販系の家賃保証会社で審査に通らなくなる
いったん「ブラックリスト」に載ってしまうと、滞納していた分の支払いを終えても、5年程度は延滞した事実が信用情報に残り、影響を受けてしまいます。
「ブラックリスト」に載ることによる影響については、以下のページでも解説しています。
一括返済を迫られる
滞納後3か月程度経っても支払いがないと、楽天カードから、楽天カードを利用したショッピング・キャッシングの代金でまだ支払っていないものについて、一括で全額を支払うよう請求されます。
この際には、遅延損害金も合わせて支払うように請求されます。
一括請求が行われるのは、延滞により期限の利益(支払いを期限まで待ってもらえる権利)を失ったことが原因です。
期限の利益については、以下のページをご覧ください。
自宅や職場に連絡されてしまう
楽天カードからの連絡は、当初は登録した携帯電話あてに来ますが、連絡が付かないことが続くと、自宅の固定電話や職場にも連絡が来る可能性があります。
これにより、電話を受けた人に、楽天カードへの未払金があることがバレてしまう可能性があります。
楽天カードの担当者から会社名を名乗ったり延滞があることを漏らしたりすることはないのですが、電話を受けて不審に思った人が、電話番号などから事情を察してしまう可能性はあります。
また、支払いが遅れていると、自宅にはがきなどで督促のお知らせがくることがあります。
上でご説明した一括払いの請求のときにも、内容証明郵便が使われることがあります。
内容証明郵便は書留の一種なので、家族などが手渡しで受け取ることになります。
こうした郵便物を家族に見られ、楽天カードの支払いが遅れていることがバレてしまうこともありえます。
裁判などの法的措置をとられる
いつまでも支払いをせずにいると、裁判や支払督促といった法的措置をとられる可能性があります。
裁判を起こされた場合
裁判を起こされた場合は、裁判所から訴状が届けられます。
訴状が届いたら、すぐに中身を確認し、定められた期限までに答弁書を提出し、裁判期日に出頭するようにしましょう。
訴訟を進める際には専門的な知識が必要となるため、なるべく早く弁護士に相談し、対応についてアドバイスをもらいましょう。
支払督促を申し立てられた場合
支払督促が申し立てられた場合には、裁判所から支払督促が送られてきます。
これに対して異議の申立てをしないままにしていると、2週間経つと、仮執行宣言を付けられてしまう可能性が出てきます。
仮執行宣言が付けられると、今度は、仮執行宣言付支払督促が裁判所から送られてきます。
これに対しても異議を申し立てないまま2週間経過すると、楽天カードが差し押さえをすることが可能になってしまいます。
支払督促が送られてきた場合には、特に迅速に対応する必要がありますので、なるべく早く弁護士に相談してください。
財産を差し押さえられる
未払金の支払いを命じる判決が確定した(又は仮執行宣言付きの判決が出た)
仮執行宣言付支払督促の送達後2週間経っても異議を申し立てなかった
などとなると、差し押さえを受ける可能性が出てきます。
不動産や動産(貴金属など)を差し押さえられると、強制競売(動産の場合は競り売りなど)で売却され、代金を未払金の返済に充てられます。
預貯金が差し押さえられた場合は、裁判所から銀行等に払戻しを禁じる文書が送付されて口座が凍結され、預貯金を楽天カードに取り立てられます。
給料を差し押さえられた場合には、裁判所から職場に給料の支払いを禁じる文書が届けられ、給料の一部を楽天カードに取り立てられてしまいます。
楽天カードから連絡があったときの対処法
引き落としができなかった場合
「引落日には引き落としができなかったけれども、今は支払いができる」という場合は、早く支払いを済ませてしまいましょう。
楽天カードの引き落としができなかった場合の支払い方法は、以下のようになっています。
- 引き落とし口座からの再振替(自動再引落)
- スマートフォンのバーコード表示での支払い
- 振込依頼書(紙)での支払い
- 指定口座への銀行振込
それぞれについて簡単に解説します。
引き落とし口座からの再振替(自動再引落)
再振替は、再振替に対応している金融機関に引き落とし口座がある場合に行われます。
金融機関ごとに再振替日が指定されていますので、詳しくは、楽天カードのHPをご確認ください。
スマートフォンのバーコード表示での支払い
スマートフォンにバーコードを表示させて、コンビニで支払いをすることができます。
この方法で支払う場合、スマートフォンで楽天e-NAVIにログインし、バーコードを表示させます。
そして、このバーコードをコンビニのレジで提示し、現金で支払いを済ませます。
コンビニでの支払い時には、66円~550円の手数料がかかります。
支払いのデータが楽天カードに届くと、楽天カードから入金受取メールが配信されます。
なお、支払額が30万円を超える場合にはコンビニでの支払いはできません。
振込依頼書(紙)での支払い
紙の振込依頼書が送られてきた場合は、これを使ってコンビニで支払いをすることができます。
振込依頼書をコンビニのレジで提示し、支払いを済ませましょう。
このときも、スマートフォンのバーコードを利用して支払う場合と同様、支払い時に66円~550円の手数料がかかります。
支払額が30万円を超える場合にはコンビニでの支払いができないことも、スマートフォンのバーコードを利用して支払う場合と同様です。
指定口座への銀行振込
自動再引落の対象外の金融機関に口座がある場合、又は再振替日を過ぎている場合は、楽天カードが指定する口座に振り込んで支払うこともできます。
振込先の口座は、会員ごとに異なります。
詳しくは、楽天カードで支払いが遅れている場合の振込先で解説します。
支払いが難しい場合
債務整理を検討する
楽天カードの未払金を支払うことが難しい場合は、なるべく早く弁護士に相談し、債務整理を検討しましょう。
債務整理には、
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
などがあります。
任意整理は、比較的借金額が少ない場合に行われるもので、クレジットカード会社などの債権者(お金を貸している側)との話し合いで、利息・遅延損害金のカット、支払期限の延長などを行っていくものです。
つまり、楽天カード側と個別に返済方法について話し合いを行うというものです。
裁判所を利用することなく行うことができるので、官報に名前が載ることもなく、費用や手間も比較的少なくて済みます。
自己破産、個人再生は、裁判所に申立てをして、裁判所によって借金の免除・減額、返済期間の延長を行い、返済負担を軽くするものです。
自己破産の場合は、主な財産(不動産、車、一定額以上の預貯金など)を処分する必要がありますが、原則として借金全額を免除してもらうことができます。
そのため楽天カードの借金も自己破産の対象にできます。
個人再生では、自宅を残すことができますが、借金の免除は受けられません。
とはいえ、個人再生であっても、任意整理よりは借金を大きく減らすことができますし、返済期間を延長してもらって月々の支払い負担を軽くすることもできます。
なお、いずれの債務整理を行った場合でも、信用情報に延滞情報が登録されることは避けられません。
ただ、信用情報に延滞情報が登録されて「ブラックリスト」に載ることによるデメリットは、通常、債務整理で借金負担を軽くできることのメリットよりも小さいので、多くの方が債務整理を行い、借金負担を減らす道を選んでいます。
これらの手続きのどれがご自身に合うのか知りたい方は、当事務所の借金減額診断シミュレーターをご活用ください。
このシミュレーターでは、簡単な質問に答えるだけで適していると思われる債務整理の方法をご確認いただくことができます。
以下のページから、どうぞお気軽にご利用下さい。
以下のページには、上でご紹介した債務整理の方法にごとのメリット・デメリットについて解説しておりますので、ぜひご一読ください。
時効の援用を検討する
支払期限から5年を経過し、その間に裁判や支払督促が行われず、支払いも一回もしていないという場合には、時効が成立し、もはや残りの未払い金を支払わなくともよくなっている可能性があります。
時効が成立している場合には、時効の援用を行うことで、未払金の支払い義務を消滅させることができます。
時効の援用については、以下のページをご覧ください。
ただ、実際には、楽天カードの未払金が時効により消滅することは、あまりありません。
楽天カードのようなクレジットカード会社は、時効の管理をきちんと行っているので、未払金の時効が成立しないよう、裁判を行うなどの対策を行っており、時効が成立することは少ないのです。
時効の成立に期待することはせず、日にちがたって遅延損害金が増えてしまわないうちに、支払いを済ませる、債務整理を行うなどの対応を行っていきましょう。
身に覚えがない場合
楽天カードを名乗る電話やメール、SMSなどが来たけれども、身に覚えがない、ということがあります。
こうした電話やメールなどは、楽天カードの名を騙った架空請求詐欺である可能性があります。
発信元の番号やメールアドレスを確認し、楽天カード公式のものかどうかを確かめましょう。
楽天カードのものと確認できない場合は、折り返し連絡をしてはいけません。
無視してしまうか、警察の相談窓口(#9110)や消費者ホットライン(188)に相談してください。
参考:架空料金請求詐欺 | 特殊詐欺の手口等紹介 | 警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ
NGな対応の例
楽天カードから電話が来たとき、次のような対応をすることはNGです。
他から借り入れをして支払う
他のカードローンや消費者金融から借金をして楽天カードへの支払いをすることは、NGな対応です。
これは、「借金を借金で返す」行為であり、自転車操業につながる危険なことです。
自転車操業になってしまうと、借金額がどんどん膨らみ、ますます返済が困難になっていきます。
自転車操業に陥ることのリスクは、以下のページをご覧ください。
連絡を無視する
楽天カードからの連絡を無視し、支払いもせずにいると、遅延損害金は増え続けていきますし、
- 自宅や職場に電話がくる
- 自宅に督促の手紙がくる
- 「ブラックリスト」に載せられる
- 裁判などの法的措置がとられる
といったことになっていきかねません。
楽天カードからの連絡があったときは、番号を確認の上折り返し連絡をするか、支払いを済ませる又は債務整理を進める、といった対応を行っていきましょう。
時間稼ぎをする、開き直る
未払金の支払いを求められた時に、「お金がないから払えない」と開き直ったり、「お金が入ればいつか払う」などと時間稼ぎをしたりするのも、お勧めできません。
こうした対応をしていても、問題は何も解決しません。
支払いができないのであれば、遅延損害金が増えたり法的措置をとられたりする前に、なるべく早く弁護士に相談し、債務整理を進めましょう。
楽天カードで支払いが遅れている場合の振込先
楽天カードで支払いが遅れている場合の振込先は、一人一人異なります。
振込先の口座は、
- 自動音声専用ダイヤル(0120-30-6910(24時間対応))
- 楽天e-NAVI
- チャットサポート
のいずれかから確認します。
自動音声専用ダイヤルでの案内は、引落とし日から翌月10日までの間利用できます。
ただし、再振替の対象である場合、再振替期間終了後は自動音声では受け付けてもらえません。
楽天e-NAVIでの確認方法は、次のとおりです。
楽天e-NAVIのTOPページを開くと、上部に赤色のバーが表示されています。
そこからリンク先に移動すると、最下部に振込先口座番号や受取人名義が記載されていますので、これを確認します。
赤色のバーが表示されない場合や、楽天e-NAVIが利用できない場合は、チャットサポートで確認します。
チャットサポートページより、「ご利用残高のお支払い」>「残高不足で引落としされなかった」を選択し、問い合わせ内容の詳細を入力していきましょう。
0570069101の番号以外にも注意する
0570069101以外にも、楽天カードからの連絡に使われている番号があります。
以下の番号からSMSなどで連絡が来た場合は、楽天カードからの連絡であると考えられます。
ソフトバンク以外
0570666910、0570069101、0923035950、0923037857、05058173525、05058170000、0120691064、05018084005、0923035631、0923035300
ソフトバンク
上記番号のほかに、0032069000、32069000、21092、244070、253000、253001で通知される場合がある。
0570069101の着信についてのQ&A
0570069101からの電話はどういう内容ですか?
電話では、楽天カードの利用代金の支払いが遅れていることを知らせ、いつごろ支払いができるかなどを確認してきます。
督促の電話とはいえ、乱暴な言葉遣いをされたり、支払いが遅れていることを強く責められたりすることは、一般的にはありません。
楽天カードの支払いが遅れたらどうなる?
- 楽天カードを使えなくなる
- 電話で支払いを求められる(自宅や職場に電話がくることもあります)
- 督促の手紙が送られてくる
- 遅延損害金が日々増えていく
- 「ブラックリスト」に載ってしまい、クレジットカードが使えない・作れない、カードローンが借りられないといったことが起こる
- 利用代金の残額を遅延損害金とともに一括で支払うよう求められる
- 裁判・支払督促が行われ、差し押さえを受ける
楽天カードの支払いが遅れた場合に起こることについては、以下のページでも解説しています。
楽天カードの滞納は信用情報に影響しますか?
楽天カードの支払いが61日以上又は3か月以上遅れた状態に至ると、楽天カードは、信用情報に延滞があったことを登録します。
そうなると、いわゆる「ブラックリスト」に載った状態となり、クレジットカードやローンの利用ができなくなるといった影響が出てきます。
一度延滞情報を登録されてしまうと、支払いを済ませたとしても5年程度は影響が残ってしまいますので、注意が必要です。
まとめ
今回は、「0570069101」からの電話は楽天カードの支払いを請求するものであることと、このような電話がかかってきた場合の対処法などについて解説しました。
楽天カードの支払い期限が過ぎてしまったら、早めに支払いを済ませるなどの対応をしていくことが大切です。
何も対応しないままでいると、遅延損害金が増えていく、「ブラックリスト」に載ってしまう、訴訟などを起こされる、差し押さえを受けるなど様々な影響が生じてきます。
楽天カードの支払いができなくなった場合は、なるべく早く弁護士に相談し、債務整理を検討しましょう。
債務整理を弁護士に依頼すれば、督促の電話も止めることなどもできますので、一人で悩まず、まずは一度弁護士にご相談ください。
当事務所でも、借金問題の経験が豊富な弁護士たちによるチームが、皆様のご支援に力を注いでおります。
電話、オンラインを通じて全国どこからでもご相談いただくことができます。
お困りの方はぜひ一度、当事務所までお気軽にご相談ください。