0570055877からの電話は、ジャックスカードからの督促の電話です。
ジャックスカードを利用したのに引落日に利用代金を引き落とすことができないと、ジャックスカードから支払いを求める電話がかかってくることがあります。
0570055877から電話がかかってきたときは、焦ることなく、まずは番号を確認し、0570055877で間違いなければ、折り返し連絡を入れましょう。
無視をしていると、自宅や職場に連絡がきてしまう可能性もあります。
それに、支払いをしないままにしていると、信用情報に延滞があることを登録されて「ブラックリスト」に載ってしまう、裁判を起こされ、財産を差し押さえられてしまう、といったことも起こってきます。
支払いをすることが難しい場合には、できるだけ早く弁護士に相談し、債務整理を検討しましょう。
弁護士に債務整理を依頼すれば、ジャックスカードからの督促電話を止めることができますし、返済も一時的にストップさせることができます。
この記事では、0570055877からの電話の意味、0570055877からの電話を無視するとどうなるか、ジャックスカードへの支払いができる場合の対応方法、支払いができない場合の対応方法、債務整理に関する説明などを掲載しています。
目次
0570055877からの電話はどこから？
0570055877からの電話は、ジャックスカードからのものです。
折り返し電話をすると、ジャックス・コンタクトセンターにつながります（受付時間：9:45~18:10。平日）。
0570055877から電話が来たときは、番号に間違いがないか確認し、折り返し電話をしてみましょう。
督促だからといって、乱暴な言葉遣いをされたりすることはまずありませんので、安心して連絡をしてください。
ジャックスカードについて
ジャックスカードは、株式会社ジャックスが発行しているクレジットカードです。
株式会社ジャックスは、クレジット事業、カード・ペイメント事業、ファイナンス事業などを行っている会社であり、クレジットカード事業のほか、プリペイドカード事業、家賃保証サービス、オートローン、住宅ローン保証など様々な事業を行っています。
ジャックスカードからの着信、その意味とは？
0570055877でのジャックスカードからの着信は、ジャックスカードの利用代金の支払いが遅れていることを意味しています。
滞納があるために、ジャックスカードは電話をかけてきて、支払いを促そうとしているのです。
ジャックスカードからの連絡を無視したらどうなる？
ジャックスカードからの連絡があった場合は、無視することなく、きちんと対応していく必要があります。
それは、ジャックスカードからの連絡を無視したままでいると、次のようなことになってしまうからです。
- 遅延損害金が発生する
- 自宅や職場に連絡が来る
- 信用情報に滞納があったことを登録される
- 一括支払いを求められる
- 訴訟などを起こされる
- 差し押さえが実行される
それぞれについて見ていきましょう。
遅延損害金が発生する
ジャックスカードへの支払いが遅れると、遅延損害金が発生します。
ジャックスカードの遅延損害金は、
キャッシング利用分については年20.0％
となっています。
参考：ジャックスカード会員規約.pdf第二章第4条、第三章第4条
このように、遅延損害金の利率は、通常の利息と比べると大変高いものとなっています。
しかも、遅延損害金は日々発生していきますので、延滞を放置していると、思わぬ額の遅延損害金を請求されてしまいます。
遅延損害金について詳しく知りたい方は、以下のページもご参照ください。
自宅や職場に連絡が来る
携帯電話にジャックスカードからの連絡があったのに放置していると、ジャックスカードは、登録されている自宅や職場の電話に連絡を入れてきます。
この電話では、ジャックスカードの担当者が社名や用件（未払金の督促）を告げることはありません。
しかし、電話を受けた人が不審をもち、電話番号を調べるなどして事情を知ってしまう可能性もあります。
他にも、引落日から1週間程度経つと、ジャックスカードから自宅宛てに手紙が届く可能性があります（契約内容によっては、SMSで届く場合もあります）。
また、後にご説明する一括請求が行われる場合にも、手紙や内容証明郵便が届く可能性があります。
内容証明郵便は書留で送られてきますので、家族が手渡しで受け取ることとなり、これを見た家族にジャックスカードへの未払いがバレてしまう可能性もあります。
信用情報に滞納があったことを登録される
支払期日から61日以上又は3か月以上経っても未払いが残っていると、ジャックスカードは、利用者の信用情報に「延滞があった」ということを登録します。
そうなると、次のような影響が生じてきます。
- クレジットカードの新規作成・利用ができなくなる
- カードローンが利用できなくなる
- 住宅ローン、マイカーローンなどを組めなくなる
- 携帯電話を分割払いで買うことが難しくなる
- 保証人になることができなくなる
- 信販系の家賃保証会社を利用できなくなる
このような状態を、俗に、「ブラックリスト」に載っている、といいます。
「ブラックリスト」に登録されることの影響、クレジットカードを使えなくなったときの対処法などについては、以下のページをご覧ください。
一括支払いを求められる
滞納後3か月程度経過すると、一括支払いを求められる可能性があります。
このとき請求されるのは、次の全てを含んだ金額です。
- 滞納している金額
- まだ支払期限が来ていない利用代金
- 未払いとなっている分割払い手数料
- キャッシング利息
- 遅延損害金
一括支払いを求められると、これら全てを一括で支払うことを求められますので、大きな負担となります。
また、一括支払いの請求の際、ジャックスカードから内容証明郵便が送られてくる可能性があり、それを家族に見られてしまうおそれもあることは、上でご説明したとおりです。
訴訟などを起こされる
滞納が続くと、ジャックスカードから訴訟などを起こされてしまうおそれもあります。
訴訟のほかに取られ得る法的手段としては、支払督促があります。
どちらの手続きでも、裁判所から訴状又は支払督促が送られてきますので、指定されている期限までに対応（答弁書の提出、異議申立てなど）を行うようにしましょう。
特に、支払督促の場合、最短4週間で差し押さえが行われ得る状態になってしまう可能性があります。
訴状・支払督促が裁判所から送られてきた場合は、なるべく早く弁護士に相談し、必要な対応を行いましょう。
差し押さえが実行される
裁判で支払いを命じる判決が出た、支払督促に仮執行宣言が付けられて送達された後2週間異議を申し立てなかった、などの条件を満たすと、ジャックスカードから差し押さえを受ける可能性が出てきます。
差し押さえを受けると、不動産や動産などであれば強制的に売却され、得られたお金を、差し押さえの申立人であるジャックスカードに支払われてしまいます。
預貯金、給料などを差し押さえられた場合は、預貯金を引き出したり給料の一部を受け取ったりすることができなくなり、受け取れなくなった分をジャックスカードに回収されてしまいます。
しかも、給料を差し押さえられると、給料の支払者である職場にも連絡が行くので、クレジットカードの支払いができない状態になっていることを職場で知られてしまいます。
自営業者などで銀行から融資を受けている方にとっては、預貯金の差し押さえの際に銀行に連絡が行くことも、重大な不利益となる可能性があります。
ジャックスカードから連絡があったときの対処法
引き落としができなかった場合
引落としができなかった場合は、ジャックス・コンタクトセンター（以下のリンクからご確認下さい。）に電話をし、
- 支払いができるかどうか
- いつごろ支払えるか
などについて話をしましょう。
また、引落日から1週間程度で、自宅宛てに「お振込みのご案内」が送られてきます（契約内容によっては、SMSで「お支払いのご案内」が送られてきます）。
こうした案内が送られてきたら、その内容に従って、コンビニエンスストア又は金融機関（ゆうちょ銀行を除く。）から支払いを済ませましょう。
参考：残高不足などで口座から引き落としができなかった場合、どうすればよいですか。
支払いが難しい場合
債務整理を検討する
手元にお金が足りず、支払いが難しいという場合は、弁護士に相談して債務整理を検討することをお勧めします。
債務整理を弁護士に依頼すれば、カード会社などからの督促の連絡も止まりますし、月々の返済も一時的にストップすることができます。
クレジットカードの支払いやカードローンの返済が難しくなってきた方は、一度弁護士に相談してみましょう。
早いうちに相談すれば、より自由度の高い手続で債務整理を行うことができ、生活への影響を抑えながら借金の負担を軽くすることができます。
債務整理には、主に、任意整理、個人再生、自己破産があります。
任意整理とは
任意整理は、裁判所を通すことなく、クレジットカード会社などの債権者と直接話し合い、借金の減額、支払期限の延長などを行って、返済負担を軽くしていく方法です。
任意整理では、他の2つの手続きほど大きく借金額を減らせるわけではありませんし、月々の返済を行っていけるだけの収入も必要になります。
ただ、任意整理を行えば、住宅ローンやマイカーローンなど担保の付いた借金には手を付けないことができるため、自宅や車を失わずに済むことが多いです。
注：ジャックスカードへの未払いがあり、マイカーローンもジャックスで組んでいる、という場合には、「マイカーローンの方は手を付けず、ジャックスカードの未払い分だけは任意整理する」ということは難しいため、車を引き上げられてしまう可能性が高くなります。
他にも、保証人が付いている借金や職場への借金、親族・友人などへの借金は返済し続けることができ、これらの人に任意整理をしたことも知られずに済む、といったメリットもあります。
自己破産・個人再生とは
自己破産、個人再生は、いずれも、裁判所に申立てをし、法律に従って借金負担を減らしてもらう方法になります。
自己破産をすれば、自宅や車などのめぼしい財産は処分しなければならない代わりに、借金は原則として全額免除となります。
個人再生では、全額免除とまではいきませんが、借金を大幅に減額してもらうことができる上、自宅を残すことができます。
また、個人再生では、財産を処分する必要も原則的にありません。
ただ、自己破産でも個人再生でも、どの借金も平等に扱わなければならず（個人再生の場合、住宅ローンを除く。）、親族・知人・職場への借金、保証人や担保が付いた借金も免除の対象となります。
そのため、お金を貸してくれた人や保証人になってくれた人にも自己破産・個人再生のことを知られてしまいますし、迷惑もかけてしまいます。
車も、手放さなければならないことが多いです。
手続に要する費用や時間、労力も、任意整理の場合より多くなります。
債務整理に共通のデメリット
いずれの債務整理にも共通するデメリットとして、「ブラックリスト」に載ってしまうことが挙げられます。
債務整理をすると、そのことが信用情報に登録されてしまうため、その後5～10年間はいわゆる「ブラックリスト」に載った状態になってしまいます（ただし、信用情報機関のうちのCICでは、任意整理については、延滞がなければ信用情報には登録されません）。
しかし、「ブラックリスト」に載ることの影響は、つまるところ「お金を借りられなくなる」ということになります。
これは、お金を借りないで生活する習慣を身に付けるためには、むしろ良いことであるともいえます。
「ブラックリスト」に載ることをおそれて過重な支払いに苦しみ続けるよりは、なるべく早いうちに弁護士に相談して債務整理を行い、経済状態を立て直して新たなスタートを切ることを検討してみましょう。
そもそも、支払いができずに時間が経過してしまうと、先ほどお伝えしたとおりブラックリストには載ってしまうのですから、早く弁護士に相談をして対応をしましょう。
以下のページでは、債務整理をすることのメリット・デメリット、債務整理をした場合の生活への影響についてご紹介しています。
時効の援用を検討する
支払期日から5年以上経過している場合は、時効が成立していないかどうかも確認してみましょう。
以下の条件を全て満たす場合には、時効が成立している可能性があります。
- 支払期日以降一回も支払いをしていない
- 裁判、支払督促などの法的措置をとられたことがない
- カード会社などから送られてきた書類（未払金があることの確認書類など）にサインをしたことがない
時効が成立しているようであれば、「時効の援用をする」との通知書をジャックスカードに送り、支払い義務を消滅させることができます。
ただ、本当は時効が成立していないのに誤って時効援用の通知書を送ってしまうと、ジャックスカードから訴訟を提起されて時効の完成を阻止されるなど、やぶ蛇となってしまうおそれもあります。
時効の援用をしようとお考えの場合は、一度弁護士にご相談ください。
なお、ジャックスカードのようなクレジットカード会社は、時効に関する管理をきっちりと行っていますので、そう簡単に時効の成立を見逃すことはありません。
「時効成立まで支払いをせずに逃げ切って、支払い義務を消滅させてしまおう」などと考えて対応を先延ばしにしていると、多額の遅延損害金が発生したところで訴訟などを起こされてしまい、時効が完成しなくなった上に資産も差し押さえられてしまった・・・ということになってしまう可能性が高いです。
支払いができなくなった場合は、速やかに債務整理について検討するなどの対処を行っていきましょう。
身に覚えがない場合
ジャックスカードから請求がきたけれども身に覚えがない場合、架空請求詐欺である可能性があります。
まずは相手の番号などを確認し、ジャックスからのものであるかを確かめましょう。
ジャックスからの連絡であることの確認が取れない場合は、それ以上相手にせず、無視してしまいましょう。
誰かに相談したい場合は、警察の相談窓口（＃9110）や消費者ホットライン（188）に相談してみてください。
参考：架空料金請求詐欺 | 特殊詐欺の手口等紹介 | 警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ
「ジャックスカードは利用しているし、もしかして何かの間違いで未払いが発生したのではないか気になる」などという場合は、連絡があった番号に折り返すことはせず、以下のリンクからジャックス・コンタクトセンターの電話番号を確認し、自ら入力して問い合わせてみましょう。
NGな対応の例
ジャックスカードから連絡が来たときにNGな対応は、他のクレジットカードやカードローンから借り入れをして支払いをすることです。
このように「借金を借金で返す」ことをしてしまうと、だんだん利息の高いところでしか借入れができなくなるなどして、どんどん利息が膨らんでしまう「自転車操業」に陥ってしまいます。
自転車操業は、返しても返しても借金が減らない借金地獄にもつながる大変危険なものです。
また、給料のファクタリングをするのも別のトラブルになる可能性もあるためやめましょう。
そのようなことにならないよう、ジャックスカードへの支払いを他のカードローンなどからの借入れによって行うことは止めましょう。
ジャックスカードへの支払いをするお金がない場合は、債務整理を行うため、なるべく早く弁護士に相談しましょう。
ほかにも、
- 開き直りや時間稼ぎをする
- 連絡を無視する
といったものもNGな対応になります。
もしかすると、「こうした対応をしていれば相手もあきらめるのではないか」「時間を稼いでいれば時効が成立するのではないか」とお思いになるかもしれません。
しかし、相手もクレジットカード事業を営む会社ですので、そのようなことで諦めたり、簡単に時効の成立を許したりすることはありません。
そのようなことをしているうちに、遅延損害金が増えていく、自宅や職場に連絡が行く、訴訟や差し押さえを行われる、といった事態にもなりかねません。
ジャックスカードからの連絡には、誠実に対応することをお勧めします。
0570055877の番号以外にも注意する
ジャックスからは、以下の番号でSMSが送られてくる場合があります
- 0570-002277
- 0120-985-030
- 0570-055877/03-6629-6400/03-6757-3095/06-7166-9270/042-812-2142
- 042-812-1541/042-812-1543
- 06-4863-3141
- 0570-010317
- 042-812-1660/06-4863-3180
- 0800-7770604
- 03-6758-0735
＊ソフトバンク回線のスマートフォンまたは携帯電話には、送信元番号として「0032069000」「+32(0)69000」「251000」のいずれかが表示される。
参考：ジャックスからSMS(ショートメッセージサービス)が届くことはありますか。
0570055877の着信についてのQ&A
ジャックスから電話が来るのはなぜですか？
ジャックスから0570055877の番号で電話がくる理由は、ジャックスカードの利用代金の支払いが遅れているためです。
引落日に口座引き落としができないと、0570055877から電話がかかってきます。
ジャックスカードの滞納は信用情報に影響しますか？
ジャックスカードの滞納は、信用情報に影響を与えます。
支払日から61日以上又は3か月以上経過しても延滞状態が解消されないと、ジャックスカードは、信用情報に延滞情報を登録します。
信用情報に延滞情報が登録されると、いわゆる「ブラックリスト」に載った状態となってしまいます。
一度延滞情報を登録されてしまうと、全額完済したとしても、5年程度は影響が残ります。
まとめ
今回は、0570055877からの電話はジャックスカードからの督促であること、ジャックスカードからの連絡を無視していると起こること、ジャックスカードからの連絡への対応方法などについて解説しました。
ジャックスカードから滞納分の支払いを求める連絡がきたときは、必要な対応を速やかに行っていきましょう。
滞納した状態を放っておくと、遅延損害金が増えていく、信用情報に延滞したことを登録される、裁判などを起こされる、といった不都合が生じてきます。
ジャックスで自動車ローンを利用していれば車も手放さないといけなくなります。
もし支払いが難しければ、借金問題に力を入れている弁護士に相談し、債務整理を進めていきましょう。
そうして生活を立て直し、新たな生活を始めている方も数多くおられます。
勇気を出して相談することが第一歩です。
どうか一人で悩まず、無料相談を活用するなどして、一度弁護士にご相談ください。
当事務所も、借金に苦しむ方々の力になるため、債務整理に注力する弁護士たちによる破産再生チームを設け、皆様のご支援に当たっております。
LINEによるご予約も可能です。
ぜひ一度、当事務所までお気軽にご相談ください。