0366311513は三井住友カード？督促を無視して大丈夫？

監修者 弁護士　西村裕一

更新日:2025年02月03日

「0366311513」の番号は、三井住友カードという会社からの電話番号です。

0366311513から突然電話がかかってくると、不安に感じられる方も少なくないと思います。

この電話は、三井住友カード株式会社からの督促電話である可能性が高いです。

多くの場合、三井住友カードの発行するクレジットカードで支払いが遅れている場合に、その支払いを求めるための電話です。

三井住友カードから電話等で連絡が入った場合には、ご自身がお持ちのカードで、支払が止まってしまっているものがある可能性が高いので、心当たりがない場合にはまずは引き落とし口座の残高を確認するようにしましょう。

この記事では、三井住友カードがどのような会社なのか、電話連絡を受けた場合の対処法や、注意すべきポイントなどについて、弁護士が解説していきます。

0366311513からの電話はどこから？

「0366311513」から突然電話がかかってくることがあります。

この電話番号から電話がかかってきた場合、これは「三井住友カード」からの督促電話である可能性が高いです。

クレジットカードの利用料金の支払いが滞っている場合、三井住友カードは顧客に対して自動音声にて連絡することとしています。

クレジットカードの利用料金の支払いが期日までに完了しない場合、カード会社は利用規約に基づき、督促を行うことがあります。

督促の目的は、支払いを忘れているお客様に、未払いがあることをお知らせし、早急な支払いをお願いすることです。

自動音声案内では、支払いの案内や、滞納分の金額、支払い方法などが伝えられます。

三井住友カードについて

三井住友カードという会社について、そもそも聞き覚えがないという方もいらっしゃると思います。

それでは、三井住友カードとは、どのような会社なのでしょうか。

まずは、三井住友カードについて、会社概要など基本的な情報をご紹介します。

引用：会社概要｜三井住友カード

引用：協会員検索｜日本貸金業協会

三井住友カードは、正式には、「三井住友カード株式会社」といいます。

三井住友カードは、三井住友フィナンシャルグループ（SMBCグループ）の大手クレジットカード会社で、SMBCグループのペイメント事業の中核を担っています。

クレジットカード事業のほか、デビットカードやプリペイドカードなどの決済業務、ローン業務、保証業務、信販業務、トランザクション業務などを行っています。

三井住友カードは、メガバンクグループの安定性と先進的な戦略でトップクラスのシェアを誇り、日本のクレジットカード業界を牽引する総合決済事業者として知られています。

三井住友カードからの着信、その意味とは？

三井住友カードからの着信にはどのような意味があるのでしょうか？

三井住友カードから着信があった場合には、クレジットカードの支払を督促するための電話である可能性が高いでしょう。

例えば、三井住友カードが発行しているクレジットカードを利用したにもかかわらず、引落口座である銀行口座に残高が不足しているなどの理由により、クレジットカード利用料の支払いができない場合、その支払いを督促するために電話がかかってくることがあります。

ただし、三井住友カードは、クレジットカード事業を運営している会社であるため、上記以外の理由で同社から連絡が入るケースもあります。

具体的には、次のような理由で三井住友カードから電話がかかってくることがあります。

ご自身のカードが不正に使われている可能性がある場合、カード会社から確認の電話がかかってくることがあります。

また、個人情報漏洩などのトラブルが発生した場合、カード会社から謝罪や損害賠償に関する連絡が来る場合もあります。

さらに、新しいサービスのご案内や、既存のサービスに関するご案内の電話がかかってくることがあります。

このように、カード会社からの電話には様々な目的があります。

そのため、支払いの督促だけでなく、他の可能性も考慮して、一度電話に出ることをおすすめします。

重要なご案内や、ご自身に関係するトラブルに関する連絡である可能性もありますので、むやみに着信を無視することは避けましょう。

三井住友カードからの連絡を無視したらどうなる？

三井住友カードから支払いの督促の電話があった場合、「無視してしまっても大丈夫だろうか？」と悩む方もいるかもしれません。

結論から言うと、督促を無視することはおすすめできません。

なぜなら、督促を無視し続けると、以下のような様々な問題に発展する可能性があるからです。

支払いの督促の連絡が続けられる可能性

督促は、電話だけでなく、手紙やメールなど、様々な方法で行われることがあります。

無視を続けると、督促の頻度や内容がより強硬なものに変わっていく可能性があります。

無視をしても、支払いの督促が続く可能性が高く、なんの解決にもならないまま、心理的なストレスの原因になっていくことが考えられます。

延滞利息や遅延損害金が増え続ける可能性

支払いを遅らせることで、延滞料金が発生します。

延滞が長引くほど、支払うべき金額は膨らんでいきます。

債権回収会社による自宅訪問や、自宅の郵便箱への投函などが行われる可能性

それでも支払いがされない場合、三井住友カードは、債権回収会社に債権を売却したり、回収を委託することがあります。

債権回収会社からは、より強い言葉で督促を受けたり、自宅に訪問される可能性も考えられます。

訴訟など、裁判所を通じた法的な手続きに移行する可能性

最終的には、裁判に訴えられる可能性も否定できません。

裁判になると、弁護士費用や訴訟費用がかかるだけでなく、信用情報に傷がつき、今後の生活に大きな影響が出る可能性があります。

強制的に財産を差し押さえられる可能性

裁判で負けてしまうと、給料や預金などが差し押さえられる可能性もあります。

督促は、単なる嫌がらせではなく、正当な権利に基づいたものです。

クレジットカードの利用契約を結ぶ際に、支払いを期日までに履行するという約束をしているからです。この約束を破ることは、契約違反にあたり、法的責任を問われる可能性があります。

このように、督促を無視することは、自分自身にとって大きなデメリットをもたらします。

支払いが難しい場合は、早めに三井住友カードに連絡し、状況を説明して相談することが大切です。

三井住友カードから連絡があったときの対処法

三井住友カードから連絡があったときには、どのように対処する必要があるのでしょうか。

三井住友カードから連絡があった場合には、まずは、そのような連絡を受けることに心当たりがあるか、それとも身に覚えがない連絡なのか、を確認してください。

そもそも、ご自身が三井住友カードが発行するクレジットカードを持っていて、それを使っているのか、使っている場合にはその支払いが適切にできているのかを確認することが重要です。

そのうえで、以下のような状況に応じて、適切に対処していくことになります。

引き落としができなかった場合

三井住友カードのクレジットカード利用代金について、引き落としができなかったという場合には、三井住友カードに折り返しの連絡をして、支払いの調整をする必要があります。

これは、支払いができる場合の対処法です。

「うっかり引き落とし口座にお金を入れておくのを忘れてしまった」、「お金の準備が遅れてしまった」というような場合には、かかってきた三井住友カードの電話番号に折り返しの電話をし、以下のような内容を伝える必要があります。

支払いの遅れが偶発的な場合や、やむを得ない事情・理由がある場合には、カードの利用料金を分割払いやリボ払いに変更してくれる会社もあるようです。

支払いの方法については、ご本人の状況によって異なる可能性があるため、三井住友カードの電話口で受けた指示に従うことになります。

支払いが難しい場合

もっとも、すぐに返済のお金を用意できないこともあると思います。

そのような場合に、返済の負担を軽減するための手法として、債務整理を検討しましょう。

また、同時に、債務の返済自体の免除を受けられる方法として、時効の援用も合せて検討するのがよいでしょう。

債務整理を検討する

債務整理とは、借金の返済が困難になった人が、弁護士などの専門家を通して債権者（お金を貸している会社など）と交渉し、借金の額を減らしたり、返済の条件を変更したりする手続きのことです。

債務整理の代表的な方法の一つに「任意整理」があります。

任意整理は、裁判所を介さずに、弁護士が債権者と直接交渉し、将来の利息をカットしたり、返済期間を長くしたりすることで、毎月の返済額を減らす手続きです。

弁護士に依頼して任意整理の手続きを始めると、通常、債権者からの取り立てがストップします。

これは、弁護士が債権者に対して、受任通知を発送すると、債務者への直接の取立てが禁止されているからです。

また、債権者も、全額回収が難しいと判断した場合、ある程度の譲歩をしてでも、債務者から返済を受けたいと考えることがあります。

そのため、弁護士との交渉によって、借金の総額を減らしたり、返済計画の見直しをしてもらうことができる可能性があります。

債務整理は、人によって状況が異なるため、一概にこれが正解という方法はありません。

借金の額、種類、収入など、様々な要素を考慮して、最適な方法を選ぶ必要があります。

そのため、債務整理を検討している場合は、早めに弁護士に相談することが大切です。

弁護士は、あなたの状況を詳しく聞き、最適な解決策を提案してくれます。

債務整理について詳しく知りたいという場合には、以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にされてください。

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時効の援用を検討する

借金をしてから長い年月が経つと、その借金が「消滅時効」という制度により、消えてしまう可能性があります。

消滅時効が成立すると、債権者（お金を貸した側）は、債務者（お金を借りた側）に対して、借金の返済を求めることができなくなります。

そのため、時効が成立すると、借金の支払義務が消滅することになるのです。

借金といった債務は、原則として5年で消滅時効というものが成立し、支払義務がなくなります。

もっとも、単に5年という期間が経過するだけでは消えません。

消滅時効が成立して借金の返済義務を消すためには、他にも細かい条件を満たす必要があります。

それゆえに、消滅時効が実際に完成することはかなり少ないといえます。

無事消滅時効が完成したとしても、そのまま放置していれば勝手に借金の返済の必要がなくなるわけでは決してありません。

あなたから「援用」という意思表示を消費者金融やカード会社、保証会社に対してする必要があります。

この消滅時効を主張することを「時効援用」といいます。

ただし、消滅時効を援用するには専門的な知識が必要となります。

安易に消費者金融やカード会社、保証会社に接触してしまうと、せっかく成立した消滅時効を消費者金融やカード会社、保証会社に対して援用できなくなる（再び借金を返済しなければならなくなる。）という大きな不利益が生じるおそれもあるので、正確な知識を前提とした慎重な対応が求められます。

消滅時効の援用について詳しく知りたいという場合には、以下の記事で解説しておりますので、ぜひ参考にされてください。

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身に覚えがない場合

上記に対して、三井住友カードからの支払いの督促について、身に覚えがない場合にはどのように対処すればよいのでしょうか。

まず、三井住友カードの支払いについて身に覚えがないという場合には、架空請求のリスクもあるため、慎重に対処する必要があります。

そのうえで、架空請求ではないことがわかった場合であっても、三井住友カード側の手違いという可能性もあります。

まずは、三井住友カードからの支払いの督促が、妥当なものか、それとも、不当な請求なのかを確認してください。

ご自身のカード明細や、銀行口座の通帳の記載、レシートなど、お手元に残っている証拠を集めて確認する必要があります。

NGな対応の例

それでは、三井住友カードから支払いの督促の連絡を受けた場合、NGな対応とはどのようなものでしょうか。

三井住友カードから督促の連絡を受けた際の、NGな対応例としては、次のようなものがあります。

まず、連絡を無視することはNGです。

不利益が多い一方、なんの解決にもならないので、無視することは厳禁です。

そして、無視以上にNGなのが、嘘をつくことです。

すぐに嘘をついてもばれてしまうことが多いです。

悪質だと判断されてしまうと、返済とは別に、損害賠償請求などを受ける恐れもあります。

さらに、三井住友カードの担当者に対して、怒鳴ったり、脅迫的な発言をすることもNGです。

そのような対応をしても、債務を免除してもらえるわけではありません。

悪質な場合には、警察沙汰に発展し、犯罪となる恐れすらあります。

0366311513の番号以外にも注意する

三井住友カードは、「0366311513」以外の電話番号から督促の連絡が入る可能性があるため、注意が必要です。

三井住友カードからの督促の連絡は、さまざまな番号でかかってくる可能性があります。

該当の番号から電話がかかってきたら、折り返しをして速やかに滞納分を返済するようにしてください。

折り返しの受付時間は発信元電話番号によって異なるので、かならず対応時間内に折り返しをするようにしましょう。

発信元電話番号および対応時間は、以下のとおりです。

上記電話番号に折り返し電話をしたとしても、有人窓口へのかけ直しをお願いされる可能性があります。

また、上記電話番号は予告なく使用が終了するおそれがあるため、折り返してもつながらない可能性もあります。

引用：お支払いが遅れているお客さまへ｜三井住友カードのホームぺージ

0366311513の着信についてのQ&A

三井住友カードは、支払期日に1日でも返済が遅れてしまうと、カードが利用停止になります。

支払いが遅れた日数分、遅延損害金が発生することになります。

さらに1ヶ月程度滞納すると三井住友カードは強制解約になり、さらに数ヶ月滞納を続けると残債を一括請求されることになります。

延滞後すぐに返済をした場合には、カードが利用再開できる可能性があります。

利用再開予定日は、お支払い口座に指定されている金融機関や支払い方法によって異なることになります。

三井住友カードの滞納が2〜3か月続いた場合には、ブラックリストに載ることになります。

ブラックリストとは、信用情報機関に登録された事故情報のことです。

信用情報機関に事故情報が登録されると、一定期間クレジットカードやローンなどの新規契約の審査に通らなくなってしまいます。