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「0676703939」からの電話は、ポケットカードからの電話です。
0676703939から着信があった場合には、ポケットカードから遅れている支払いの督促の連絡である可能性が高いです。
この番号は、ポケットカードのコールセンターの番号で、督促の連絡をする際に使用される番号です。
例えば、引き落とし日までに引き落とし口座となっている銀行口座の残高が不足していたり、期日までにポケットカードの利用料金が支払えなかったりする場合に、この番号から電話がかかってくることがあります。
それでは、ポケットカードの支払いができず、督促の連絡が来ている場合、どうすればいいのでしょうか。
この記事では、そもそもポケットカードとはどのような会社なのか、ポケットカードから電話連絡が入った場合の対処法や、注意すべきポイントなどについて、弁護士が解説していきます。
目次
0676703939からの電話はどこから?
「0676703939」から突然電話がかかってくることがあります。
0676703939からの電話は、ポケットカードからの電話です。
これまでポケットカードとかかわりがなかった方に対しても、突然電話がかかってくることがありますので、知らない番号からの電話に驚いてしまう方も多いかと思います。
引き落とし日までにポケットカードの利用料金が支払えなかった場合、この番号から連絡が入る可能性があります。
ポケットカードとは、Mastercard、VISA、JCBなどのクレジットカードを発行する会社です。
ポケットカードが取り扱っているカードにはさまざまな種類があります。
そのため、ポケットカードのクレジットカードを利用している意識がない場合であっても、ポケットカードが提携しているカードやコラボカードの利用で支払いに遅れがあった場合には、ポケットカードから督促の電話がかかってくることがあるため、注意が必要です。
ご自身の利用しているクレジットカードの裏面をよくみるとポケットカードの名前が入っているかもしれません。
ポケットカードについて
ポケットカードという会社について、そもそも聞き馴染みがないという方もいらっしゃると思います。
そこで、まずポケットカードという会社の会社概要など基本的な情報をご紹介します。
社名 | ポケットカード株式会社 |
代表者 | 代表取締役社長 髙垣 晴雄 |
本社 | 〒105-0011 東京都港区芝公園1-1-1 住友不動産御成門タワー |
大阪センター | 〒541-0048 大阪府大阪市中央区瓦町2-5-14 本町オーミビル |
事業内容 |
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設立 | 1982(昭和57)年5月25日 |
資本金 | 143億7、414万円 |
決算期 | 2月末日 |
株主 |
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主要取引銀行 |
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従業員数 | 404名(2024年2月28日現在) |
貸金業者としての登録の有無 | |
協会員番号 | 002134 |
貸金業者登録番号 | 関東財務局長(14)第01301号 |
商号・名称 | ポケットカード株式会社 |
本店(主たる営業所)所在地 | 〒105-0011 東京都港区芝公園1-1-1 |
電話番号 | 03-3432-6103 |
ポケットカードは、正式には「ポケットカード株式会社」といいます。
ポケットカードは、クレジットカード事業を行う株式会社で、P-oneカードやファミマTカードなどが有名です。
ポケットカードは、自社カードに加えて様々な企業との提携カードを発行しており、全国に約500万人のカード会員を有しています。
そのため、カードには提携先企業の名前が出ているのでポケットカードという名前を意識していない場合であっても、実はポケットカードが発行しているカードを利用しているという可能性があります。
また、ポケットカードは、三井住友銀行、伊藤忠商事、ファミリーマートなど、関係会社各グループの提携カードなどを発行しています。
例えば、全国にある大手コンビニエンスストア「ファミリーマート」との提携カード「ファミマTカード」や、石油卸売大手の伊藤忠エネクス株式会社や全国にホームセンターを展開するコーナン商事株式会社との提携カードを発行しています。
具体的に、ポケットカードが提携やコラボしているカードには、次のようなものがあります。
ファミリーマートで利用できるファミマTカードや、TSUTAYA会員証とクレジットカード機能を備えたTカードプラス、ZOZOTOWNで利用できるZOZOCARD、DMM.comサイトで利用できるDMM JCBカードもポケットカードが取り扱っているクレジットカードです。
ポケットカードからの着信、その意味とは?
「0676703939」から着信があった場合、ポケットカードから遅れている支払いの督促に関わる内容の連絡である可能性が高いでしょう。
この番号は、ポケットカードのコールセンターの番号で、督促の連絡をする際に使用される番号です。
引き落とし日までに引き落とし口座となっている銀行口座の残高が不足していたり、期日までにポケットカードの利用料金が支払えなかったりする場合に、電話がかかってくることになります。
ただし、ポケットカードは、クレジットカード事業を運営している株式会社であるため、他の用件で着信が入る可能性もあります。
例えば、使用しているクレジットカードについて第三者による不正な利用が疑われている場合にそれを確認したり、個人情報の漏えいなどのトラブル発生時の対応に関して連絡が入ったりする可能性もゼロではありません。
また、督促の電話だった場合、督促を無視していると、支払いの意思がないとみなされ、カードの強制解約や裁判を起こされる可能性が高まります。
該当の番号から電話がかかってきたら、折り返しをして速やかに滞納分を返済するようにしてください。
ポケットカードからの連絡を無視したらどうなる?
ポケットカードからの督促の連絡を無視した場合、どうなってしまうのでしょうか。
ポケットカードからの督促の連絡を無視し続けたとしても、根本的な解決にはならず、さらに事態が悪化する可能性が高いため、決してお勧めしません。
ポケットカードからの連絡を無視すると、次のようなデメリットが発生する可能性があります。
- 遅延損害金・利息が増え続けるおそれ
- ブラックリストに載る可能性が高い
- 裁判になり財産を差し押さえられるおそれ
以下それぞれについて詳しく解説していきます。
遅延損害金・利息が増え続けるおそれ
そもそも、ポケットカードからの連絡を無視している間にも、債務不履行の状態が継続していることになります。
そして、支払っていない債務については、その期間に応じて遅延損害金が増え続けてしまいます。
遅延損害金とは、クレジットカードの利用料金などを滞納した場合にかかる損害賠償金のことで、遅延利息や延滞利息などと呼ばれることもあります。
遅延損害金は、支払い期日の翌日から発生し、完済されるまで加算されることになります。
そして、ポケットカードの遅延損害金については、ポケットカード会員規約において年率14.6%と定められています。
遅延損害金の計算式・計算例は以下のとおりです。
クレジットカードの利用料金が30万円で、3カ月の間支払いを延滞してしまうと、約1万8000円( = 30万円 × 14.6 ÷ 365日 × 90日)の遅延損害金が発生することになります。
一般的に、3か月以上返済を滞納している場合には、利用額の一括返済を求められることが多く、この金額には遅延損害金が加算されているため、当初の債務額よりも高額な金額を返済しなければならなくなります。
以上のとおり、連絡を無視しているだけでは、債務は当然なくなりませんし、むしろ増え続けてしまうことに注意しましょう。
ブラックリストに載る可能性が高い
ポケットカードからの督促の連絡を無視し続け、長期にわたり支払いを延滞していると、ブラックリストに載る可能性が高まります。
ブラックリストとは、信用情報機関に登録される事故情報のことをいいます。
ブラックリストに登録されてしまうことにより、一定期間は新たな借入れをしたり、ローンを組んだり、クレジットカードを作ったりすることが難しくなります。
これは、消費者金融やクレジットカード会社、銀行は、申込みを受けて審査を行う際に必ず信用情報機関の記録を参照することから、その際にブラックリストに登録されていると、支払能力に問題ありと判断され、審査に通らないためです。
裁判になり財産を差し押さえられるおそれ
ポケットカードからの督促の連絡を無視し続けると、最終的に法的措置を講じられてしまう可能性があります。
具体的には、裁判所に支払督促や民事訴訟を起こされ、財産を差し押さえられてしまうことになります。
裁判は公の場で行われますので、裁判の存在がお勤め先や家族、友人などに知られてしまう恐れもあります。
また、裁判所に出廷して反論するなど、時間的・金銭的にも負担がかかる可能性が高いです。
そして、裁判所による判断がなされれば、財産が差し押さえられてしまう可能性があります。
保有している銀行口座や、所有している不動産や自動車、宝飾など、ご自身のものを強制的に取り上げられてしまうおそれがあります。
また、給料の差押えを受けると勤務先に連絡が入り、給料が全額受け取れなくなるだけでなく、勤務先にも借金の存在がバレてしまいます。
ポケットカードから連絡があったときの対処法
ポケットカードからの督促の連絡があったときには、どのように対処すべきなのでしょうか。
まずは、ポケットカードからの督促の連絡に身に覚えがあるか否かを確認する必要があります。
身に覚えがない請求の場合には、詐欺や架空請求などのリスクもあります。
これに対して、身に覚えがある場合には、請求内容、金額、支払期限などを正確に把握することが大切です。
そのうえで、次のとおり「支払いができる場合」と「支払いが難しい場合」で、以下のように適切に対応する必要があります。
引き落としができなかった場合
たまたま、クレジットカードの支払いが遅れてしまった場合には、ポケットカードに折り返しの電話連絡をして、支払いについて調整してもらうことが大切です。
「うっかり引き落とし口座にお金を入れておくのを忘れた場合」や、「支払い日までに費用を用意するのに間に合わなかった場合」には、ポケットカードに連絡したうえ、支払いの意思があることと、支払える期日について伝える必要があります。
カード会社によっては、分割払いなどの柔軟な支払い方法に対応している場合があります。
支払い方法については、カード会社からの案内に従うことになります。
再び引き落としが試みられる日までに入金すれば、手続きがスムーズに進みやすいケースもあります。
支払いが難しい場合
ポケットカードからの督促の連絡が入っているものの、カード利用料の返済が難しい場合には、債務整理を検討する必要があります。
債務整理を検討する
ポケットカードへの返済が難しい場合には、「債務整理」を検討することになります。
債務整理とは、借金の返済額を減らしたり、支払いに猶予を持たせたりすることで借金の悩みを解決する手続き全体のことを指します。
具体的には、債務整理は任意整理や個人再生、自己破産などといった種類があり、まずは任意整理ができるかどうかを検討することになります。
任意整理とは、消費者金融や銀行、クレジットカード会社と、借金をしている人が弁護士を通して交渉し、返済の条件を見直す手続きです。
弁護士に依頼することで、将来の利息をカットしてもらえたり、返済期間を長くしてもらえたりする可能性があります。
また、借金の計算を見直した結果、借金が減る場合や、払い過ぎたお金(過払い金)が戻ってくる場合もあります。
ただし、任意整理は貸金業者との交渉なので、ポケットカードのような会社も、すべてのケースで任意整理に応じてくれるわけではありません。
借金の金額が少なかったり、返済をほとんどしていなかったりする場合には、交渉が難しくなる可能性があります。
ポケットカードも多くの利用者がいるため、債務整理の相談を受ける弁護士事務所では、ポケットカードの借金に関する相談も多いです。
つまり、ポケットカードは、原則として任意整理に応じてくれる会社といえるでしょう。
しかし、任意整理にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
例えば、信用情報に記録が残ってしまい、一定期間は新しいローンが組めなくなったり、クレジットカードを作れなくなったりする可能性があります。
任意整理を検討する際は、メリットとデメリットをしっかり理解し、弁護士に相談することが大切です。
ポケットカードに限らず、どのクレジットカード会社でも、任意整理の可否や条件はケースによって異なります。
弁護士に相談することで、自分に合った解決策を見つけることができるでしょう。
ポケットカードに関する任意整理を検討している場合は、早めに弁護士に相談することが大切です。
弁護士は、あなたの状況を詳しく聞き、最適な解決策を提案してくれます。
なお、債務整理について詳しく知りたいという場合には、以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にされてください。
時効の援用を検討する
返済をしない期間が長期に及んでいる場合には、債権者の債権が時効によって消滅している可能性もあります。
このような制度を消滅時効といいます。
消滅時効の期間が経過すると、ポケットカードのようにお金を貸した側は、債務者に対して、借金の返済を請求することができなくなります。
ポケットカードへの返済についての消滅時効の期間に関しては、最後の支払いから5年が経過することで、支払い義務がなくなります。
ただし、時効期間が経過しただけで自動的に時効の効果が発生するわけではなく、債務者が「時効の援用」を行う必要があります。
時効の援用とは、お金を借りた人(債務者)が、お金を貸した人(債権者)に対して時効を迎えたことを主張する手続きです。
時効の援用は、自分で手続きすることもできますが、専門家に依頼することも可能です。
しかし、専門家に依頼することで、時効を迎えているかの調査や書類作成、債権者とのやりとりを一任することができます。
消滅時効の援用について詳しく知りたいという場合には、以下の記事で解説しておりますので、ぜひ参考にされてください。
身に覚えがない場合
ポケットカードから身に覚えがない支払いの督促連絡が入った場合にはどうすればいいのでしょうか。
カードの利用に身に覚えがない場合には、架空請求の被害に遭うリスクも考えられるため、慎重に対処する必要があります。
そのため、まずは、連絡内容を丁寧に確認したうえで、架空請求が疑われる場合にはポケットカードの正式な問い合わせ先へ確認しましょう。
不当な請求の場合には、証拠を示して反論し、対抗していく必要があります。
事例によっては、高度に法的な対応を必要となる可能性があるため、必ず弁護士へ相談して対応を相談するようにしてください。
NGな対応の例
ポケットカードから督促の連絡が入った場合、次のような対応をすることはNGです。
督促を無視しても根本的な解決にはなりません。
返済を正当な理由もなく拒否していると、ますます督促の連絡が頻繁に入るようになる可能性もあり、事態は改善しません。
そして、真実に反して嘘を付くこともNGな対応です。
嘘をついてしまうと、そのことが不利な証拠になる恐れもありますし、悪質だと判断されれば、返済とは別に損害賠償請求を受けるおそれも出てきます。
さらに、電話口の担当者に、腹を立てて脅迫的な発言をしたり、怒鳴りつけるなど、冷静さを欠く対応は避けましょう。
そのような行為が、脅迫や業務妨害にあたると、新たな法的トラブルに発展してしまうリスクがあるからです。
0676703939の番号以外にも注意する
ポケットカードからの督促の連絡は、0676703939の番号以外からかかってくる可能性もあります。
案内の内容は、発信元電話番号によって異なるので、身に覚えがある場合には必ず折り返しをするようにしましょう。
ポケットカードからの電話連絡に関して、同社が公表している案内内容と発信元電話番号として、以下のものがあります。
ポケットカードからの案内内容 | 発信元の電話番号一覧 |
---|---|
クレジットカードのお申込みに関するご案内 |
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お支払いに関するご案内 |
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ご請求に関するご案内 |
|
クレジットカードのご利用に関する大切なお知らせ(カード不正利用対応窓口) |
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本人認証サービスのワンタイムパスワードのご案内 |
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クレジットカード、明細書等のお届けが出来なかったお客様へのご案内 |
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振替口座未登録、不備のお客様へのご案内 |
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キャンペーンや各種ご案内 |
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お預かり金のお受取手続きに関するご案内 |
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なお、ソフトバンクをご利用されている方は、発信元電話番号に「0032069000」、「22752」、「243034」、「21061」が表示されるため、注意が必要です。
引用:当社から送信するメール・SMS配信について|クレジットカードのポケットカード株式会社
0676703939の着信についてのQ&A
0676703939からの電話の目的は?
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この番号は、ポケットカードのコールセンターの番号で、督促の連絡をする際に使用される番号です。
引き落とし日までに引き落とし口座となっている銀行口座の残高が不足していたり、期日までにポケットカードの利用料金が支払えなかったりする場合に、電話がかかってくることになります。
ポケットカードの滞納でブラックリストに載る?
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滞納2ヶ月から3ヶ月を目安に、信用情報にこの件がブラックリストとして掲載されることになります。
ブラックリストに載っている間は新たに融資を受けたり、カードを作ることができなくなります。
まとめ
0676703939の番号は、ポケットカードという会社からの電話番号です。
この番号は、ポケットカードのコールセンターの番号で、督促の連絡をする際に使用される番号です。
そのため、0676703939から着信が入っている場合には、ポケットカードから遅れている支払いの督促の連絡である可能性が高いでしょう。
もし、ポケットカードを含む業者への返済が、経済的に厳しい場合には、お早めに債務整理に詳しい弁護士に相談するようにしてください。
デイライト法律事務所では、借金問題に精通した弁護士が、困っている方々を親身にサポートしています。
借金に関するご相談は初回無料でご相談いただけます。
まずは一度ぜひご相談ください。