ADHDの夫もしくは妻の特徴とは?結婚生活で直面する問題点

  
弁護士法人デイライト法律事務所 代表弁護士保有資格 / 弁護士・税理士・MBA

ADHDについて

ADHD(注意欠如・多動症)は、「不注意」と「多動・衝動性」を主な特徴としています。

ADHDであるか否かについて、厚生労働省は下記のすべてに該当するか否かを診断基準として紹介しています。

 

下記について同程度の年齢の発達水準に比べてより頻繁に強く認められること

  • 活動に集中できない
  • 気が散りやすい
  • 物をなくしやすい
  • 順序だてて活動に取り組めないなど

下記について同程度の年齢の発達水準に比べてより頻繁に強く認められること

  • じっとしていられない
  • 静かに遊べない
  • 待つことが苦手で他人のじゃまをしてしまうなど

 

出典:e ヘルスネット|厚生労働省

もっとも、上記で上げたことはADHDではない方にも起こりうるものです。

そのため、ADHDであるか否かについては自分自身で判断せずに、専門の医療機関で診断してもらうべきです。

 

 

「のび太型」、「ジャイアン型」とは?

ポイントの解説医学博士の司馬理英子氏は、ADHDを、いわゆる「のび太型」と言われる症状と、「ジャイアン型」と呼ばれる症状に分けて、分かりやすく説明されています。

 

のび太型(不注意優勢型)

内向的でおとなしく、時にはいじめられてしまうことも。

目立った行動をとったり周りに迷惑をかけたりすることが少ないため、大人になるまで発見されにくい。

ジャイアン型(多動・衝動性優勢型)

強引で攻撃的な面が強い。

行動の抑制が効かない部分も多く、大きな交通事故を引き起こしてしまう人もいる。

DVや児童虐待をしてしまう人も。

 

 

 

結婚生活ではこんな問題に直面することも

結婚相手がADHDである場合、あなたは相手の以下のような行動や性格に疑問を感じたことがあるかもしれません。

 

チェックリスト:ADHD

※ADHDの特徴から想定したチェックリストであり、ADHDであることを示すものではありません。
上で説明したとおり、ADHDであるか否かは医学的な判断が必要となります。

 

 

ADHDの原因

ADHDの原因は、主に脳の前頭前野と腹側線条体という部分の障害にあります。

これにより、行動や感情のコントロール、衝動の抑制などができなくなったりします。

ADHDの原因は基本的には生まれつき持っているものですが、家庭や学校、職場などの環境的要因が多分に影響し、症状が強くなったり弱くなったりします。

 

 

アスペルガーとADHDの共通点、相違点

共通点

アスペルガーの特徴の一つに落ち着きのなさがあげられます。

これは、ADHDの多動性と一見すると同じように見えるかもしれません。

 

相違点

 対人関係に困難を感じているか

アスペルガー症候群の人は、対人関係がとても苦手で、これをもとに困難に直面します。

しかし、ADHDの人で対人関係に問題がある人は多くありません。

たとえば、アスペルガー症候群の人は、相手に怒られても何が悪いのか理解できないことがよくあります。

これに対して、悪いことは分かっているのに、なかなかそれを直すことができないのがADHDの特徴です。

他にも、興味のあることにのめりこむ点は両者に共通しますが、アスペルガー症候群は同じ動作を永遠と繰り返す癖があるのに対し、ADHDの人にはそのような癖はありません。

 

 

 

アスペルガーとADHD(注意欠陥・多動性障害)についてさらに詳しく!



アスペルガーについて

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