算定表・家計表等のダウンロード【弁護士が解説】
養育費や婚姻費用(生活費のこと)を決める際、家裁実務上、算定表が活用されています。
算定表とは、養育費や婚姻費用の適正額を判断する際の早見表です。
養育費や婚姻費用の適正額は、父母の収入と子供の数と年齢によって決まります。
そのため算定表もこの3つの要素が基準となっています。
また、調停においては、調停委員から、家計表を提出するように求められることが多いです。
家計表を見ることで、そのご家庭に、どのような収入があり、どのような支出があるかを把握することができるからです。
そこで、このページでは、家計表の書式も合わせて掲載しています。
すべて無料でダウンロードが可能ですので、ご参考にされてください。
【注意】
算定表は、養育費は婚姻費用を迅速に判断するために便利ですが、あくまで基準となる金額であり、例外的なものには対応していません。
例えば、子供の習い事、大学等への進学費用などは考慮されていません。
また、前提となる「収入」の捉え方も決して簡単ではありません。
そのため、算定表は、あくまで参考程度にとどめ、離婚専門の弁護士への相談を強くお勧めします。
また、書式の使用は、離婚問題に苦しむ当事者個人の方及び弁護士のみとさせていただきます。
他士業その他の事業者の方に対しては、弁護士法違反(非弁活動)のおそれがあるため、無断使用を一切認めておりません。
養育費算定表
この資料は、養育費の一応の目安を算定する際に使用するものです。
養育費は当事者双方で合意すれば額に制限はなく、正しい金額というものはありません。
しかし、合意できず、争いになった場合、家裁ではこの資料(いわゆる算定表)を使って養育費を算出します。したがって、実務ではよく活用される重要な資料です。
この資料を使った養育費の実際の算定方法についてはこちらをごらんください。
婚姻費用算定表
この資料は、婚姻費用の一応の目安を算定する際に使用するものです。
婚姻費用とは生活費のことです。養育費と誤解されますが、養育費はあくまで離婚後、義務者が子どものために支払うものです。
婚姻費用は、離婚が成立するまでの生活費の支払い義務に基づくものです。
婚姻費用は当事者双方で合意すれば額に制限はなく、正しい金額というものはありません。
しかし、合意できず、争いになった場合、家裁ではこの資料(いわゆる算定表)を使って算出します。したがって、実務ではよく活用される重要な資料です。
この資料を使った婚姻費用の実際の算定方法についてはこちらをごらんください。
家計表
この書式は、今後の生活設計を立てる場合などに使用する家計表です。
シート1は収入、シート2は支出の項目です。
家計表は、今後の生活の不安を解消するために有益です。また、婚姻費用調停のときにも提出することがあります。
離婚書式・資料集
なぜ離婚問題は弁護士に相談すべき?弁護士選びが重要な理由とは?