新婚なのに浮気され、修復希望の夫と離婚できた事例【弁護士が解説】
世帯年収:1000万円
婚姻期間:2年
解決方法:協議
離婚を切り出した
相手:30代会社員
サポート無 | サポート有 | 増額利益 | |
---|---|---|---|
離婚 | 不成立 | 成立 | - |
慰謝料 | 0円 | 合計400万円 | 合計400万円 |
財産分与 | 0円 | 20万円 | 20万円 |
Xさんは、約2年前に夫Yさんと結婚したのですが、その後1年も経過しない時期に、YさんがZさんと交際をするようになりました。
Xさんは、確信が持てないものの、Yさんの行動に不信感を募らせていきました。
また、Yさんは口がうまく、確たる証拠がなければ言い逃れをされるということで、身動きがとりにくい状況でした。
そこで、Xさんは、今後のことについて、弁護士に相談しました。
Xさんは、Yさんが不貞している確たる証拠を入手したいと考えていました。
そのため、調査会社と連携し、同居期間中に証拠を収集することとし、証拠が得られた後に別居を開始してもらうことにしました。
調査会社に調査を依頼したところ、やはりYさんは不貞をしていました。
その状況について、確実な証拠を得ることができました。
そして、Xさんには、予定通り、別居を開始してもらいました。
別居開始後に、直ちにYさんとZさんに書面を送付し、交渉を開始しました。
その後相手方にも弁護士が付き、代理人間での協議が続きました。
まずは、Yさんとの交渉を先行させました。
Yさんは当初、関係の修復を強く希望していましたが、Xさんの離婚の意思は固いものでした。
そこで、双方代理人同席のもと、当事者を交えた話し合いの場を持ちました。
Xさんの意思が変わることはありませんでしたが、Yさんに思いの丈を語ってもらいました。
それでもXさんの離婚意思が固いことを伝えた結果、Yさんも離婚を考えるに至り、結果的には離婚の方向へ話を進めることができました。
また、財産分与については、Xさんが多く財産を保有していたため、Yさんに払わなければならない可能性がありましたが、交渉により、2分の1より多く回収することができました。
Yさんとの合意が形成できた時点で早急にZさんとの交渉を再開し、Zさんからも慰謝料を支払ってもらい、無事に解決に至りました。
裁判所が離婚を認めるのは5つの場合に限定されています。
すなわち、①相手方の不貞行為、②悪意の遺棄、③3年以上生死不明、④回復の見込みのない精神病、⑤婚姻を継続しがたい重大な事由の5つです。
不貞については、確たる証拠が得られたとしても、不合理な弁解をする当事者は少なくありません。
本件についても、調査会社の協力のもと、確実な証拠を得ることはできたのですが、Yさんは最後まで自身の不貞を認めませんでした。
このような場合は、裁判手続きを念頭に置きながら、相手への追及を緩めることなく交渉をしていく必要があります。
その結果、Yさんに一切お金を支払うことなく、解決をすることができました。
離婚について、くわしくはこちらをごらんください。
慰謝料について、くわしくはこちらをごらんください。
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