『夫(妻)から逃げたい』
『夫(妻)に別居してほしい』
『夫(妻)に近寄ってほしくない』
『新しい生活を始めたい』
『モラハラについて相談したい』
デイライト法律事務所の離婚事件チームには、このようなDVやモラハラに関するご相談が多く寄せられています。
DVやモラハラ問題は、放っておくと甚大な被害を被る可能性もあります。
深刻な事態に陥る前に、DVやモラハラについてお悩みの方は当事務所までお気軽にご相談ください。
なお、結婚前のデートDVについては、次のページで詳しく解説していますので、こちらをごらんください。
DVについて
DVとは、Domestic Violenceの略で、一方の配偶者から他方の配偶者に対する暴力のことをいいます。
DVと聞くと、殴る・蹴る等のイメージを持たれる方が多いと思われますが、様々な種類があり、大別すると、身体的暴力、精神的暴力、経済的暴力、性的暴力の4つ分けられます。
DV被害者の方の特徴として、「自分が被害者であること」の認識がない場合があります。
下表において、DVの具体例をチェック・ポイントしてご紹介しますので、チェックされてみてください。
「ちょっと我慢すれば・・・」と思っていることがDVの可能性があります
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身体的暴力
- 殴る、蹴る、叩く
- 髪を引っ張る
- 刃物を身体に突きつける
- 物にあたる(壊す、投げる)など
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精神的暴力
- 行動を監視・制限する
- 大声で怒鳴る
- 人格を否定する言葉(バカ、無能など)を浴びせる
- 携帯をチェックする
- 無視をする など
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性的暴力
- 嫌がっているのに性交する
- 性交を拒否したら怒鳴る
- 裸の写真撮影を強要する など
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経済的暴力
- 生活費を渡さない
- 預貯金を勝手に使う
- 仕事をやめて働かない
- 借金を負わせる など
上記に上げたものはすべてDVです。
DV加害者は、DVを行うのは被害者が悪いからと言って自分を正当化する傾向があります。
しかし、どんなDVでも、決して許されるものではありません。
DV被害者の方は、DVに詳しい弁護士へご相談されることをお勧めいたします。
モラハラについて
モラハラとは、モラル(道徳)による精神的な嫌がらせ(ハラスメント)のことをいいます。
DVの中の「精神的暴力」と重なる部分が多いため厳密には区別できませんが、被害の実態がDVよりもさらに「わかりにくい」という点で近年、被害の深刻さが注目されるようになってきています。
下表にモラハラ加害者と被害者の特徴をまとめていますので、ご自身の場合に当てはまるかをチェックされてみてください。
チェックポイントに該当すればモラハラ被害の可能性があります
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加害者のチェックポイント
- 被害者を会社の飲み会に行かせない
- 店員などに対して突然クレーマーとなる
- 被害者の向上心や楽しみを否定する
- 被害者を支配しようとする
- 自分をいつも正当化している
- 親しい友人がいない
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被害者のチェックポイント
- 加害者の顔色をいつもうかがっている
- 自分が悪いと思ってしまう
- 命令を断れない
- 外出して予定の帰宅時間をすぎるとあせる
- 加害者が間違っていても正すことができない
- 無力感がある
モラハラはわかりにくいため、上表のチェックポイントに「何個該当すればモラハラ」という断定はできません。
しかし、複数該当する場合は要注意といえるでしょう。
モラハラ被害は、目には見えないため、第三者はもちろん、被害者自身も自覚がないケースがあります。
しかし、長期間、モラハラを受け続けていると、被疑者の心を蝕み、自殺に追い込まれるようなケースもあります。
深刻な事態に陥る前に、モラハラに精通した弁護士へご相談されることをお勧めいたします。
DVやモラハラの問題点
被害の立証が難しい
DVやモラハラに共通しているのは、被害を受けていることの立証が容易ではないことです。
例えば、相手に殴られて怪我をして病院に行けば、診断書を書いてもらうことはできますが、そのようなケースは稀です。
実際には、暴力を受けても怪我までしなかったり、怪我していたとしても受診せずに我慢したりすることが大半です。
精神的暴力やモラハラの場合は、目に見えないため被害の立証はさらに難しくなります。
被害の立証ができないと、具体的には次の問題が発生します。
被害の立証ができない場合のリスク
- 離婚裁判を提起したとき、離婚が認められない
- 慰謝料を裁判で請求したとき、請求が認められない
そのため、DVやモラハラの事案では、証拠を収集することがポイントとなります。
理解者が少ない
DVやモラハラについて、その深刻さを理解している方は決して多くありません。
例えば、「DV」という言葉は社会的に認知されていますが、DVと聞いて、普通の方が思い浮かべるのは殴る・蹴る等の身体的暴力です。
精神的暴力や経済的暴力がDVという意識は決して高くありません。
また、モラハラについては、言葉の意味を理解されていない方も多く、意味を知っていたとしても、その深刻さを理解されている方は極めて少数だと思います。
DVやモラハラに対して、社会の意識がもっと高くなければ、被害は止むことはありません。
DVやモラハラを弁護士に相談するメリット
DVやモラハラ問題に注力する弁護士がサポートします
DVやモラハラには、上述した問題点があるため、その深刻さを理解した専門家が対応すべきです。
デイライト法律事務所は、弁護士の専門特化を第1の行動指針としており、すべての弁護士がそれぞれが注力する分野の専門チームに所属して研鑽しています。
そして、DVやモラハラ事案については、家事事件部の離婚事件チームに所属する弁護士がご対応しております。
離婚事件チームが強力にサポートいたしますのでご安心されてください。
離婚事件チームの詳細についてはこちらからごらんください。
別居サポート
DVやモラハラ被害者の方の中には、離婚について迷っている方もいらっしゃいます。
しかし、DVやモラハラの被害者にとって最も重要なことは、「加害者との物理的な距離を取ること」です。
すなわち、DVやモラハラの加害者は、被害者に「依存」しています。被害者を攻撃することで自己の存在価値を認識することができるのです。
攻撃対象である被害者の方が加害者と一緒に生活している限り、DVやモラハラをストップするのは難しいと考えられます。
また、DVやモラハラをそのままにしておくと、被害者の方の生命・身体への危険もあります。
したがって、まずは加害者と別居して、加害者が接触できない状況を作ることが重要なのです。
当事務所では、DVやモラハラ被害者を護るプロジェクトとして、「別居サポート」と提供しています。
別居サポートは、当事務所の弁護士が被害者の代理人(窓口)となって加害者と交渉し、加害者の被害者への接触を断つというサポートです。
また、別居中は、婚姻費用(生活費のこと)を加害者に請求し、生活するために必要な費用を確保するサービスもご提供しています。
別居サポートプランについて、詳しくはこちらのページをご覧ください。
DVやモラハラ問題の解決までの流れ
離婚事件チームの弁護士が親身になってご対応させていただくことで、DVやモラハラ問題にお悩みの方の不安を解消いたします。
ご相談の終了の際、ご依頼された場合の見積書(弁護士費用の目安)をお渡ししますので、ご安心ください。
お見積りにご納得していただいた上で、正式なご依頼となります。
担当弁護士はDVやモラハラ問題に注力する弁護士となります。
ご依頼後は弁護士が窓口となって加害者との接触を絶ちますのでご安心ください。
DVやモラハラの基本的な解決方法は、①代理交渉、②離婚調停、③裁判の3つがあります。
当事務所では、早期解決のために、可能な限り、①の代理交渉での解決を目指し、話し合いが難しい場合は②の調停手続へ移行します。
また、保護命令の必要がある場合は保護命令を申し立てます。
事案に応じた最適な方法をご提案いたしますのでご安心ください。
無事に解決し、依頼者の方が「新しい明日」を迎えることができるようにサポートいたします。
DVやモラハラ問題の料金プラン
ご依頼された場合、デイライトではご依頼内容に応じた様々な料金プランをご用意しております。
料金について、くわしくはこちらをご覧ください。
DVやモラハラ問題について、当事務所では専門サイトを構築しています。
DV等の証拠の集め方、解決方法などについてはこちらのサイトをごらんください。